ブラックロックの元運用者、億万長者に-ライス・エナジーで

米運用会社ブラックロックで約7年 にわたってエネルギー資産の運用に携わったダニエル・J・ライス・サ ード氏は、1月に億万長者になった。自身が設立したライス・エナジー の株式を公開したため、資産価値が10億ドル(約1020億円)を超えた。

同氏が2007年に設立した天然ガス会社、ライス・エナジーは米ペン シルベニア州南西部とオハイオ州南東部のガス田から1日当たり1 億6100万立方フィートの天然ガスを産出している。62歳のライス氏は同 社株約4270万株を直接、間接に保有している。ライス・エナジー株は新 規株式公開(IPO)以降に14%上昇。ブルームバーグ・ビリオネア指 数によれば、同氏の持ち分の価値は10億2000万ドル(約1040億円)とな った。

同氏はライス・エナジーの持ち分を2人の息子とともにコントロー ルしている。米証券取引委員会(SEC)への届け出によると、ダニエ ル・ライス・フォース氏(33)はライス・エナジーの最高経営責任者 (CEO)、トビー・ライス氏(31)は最高執行責任者(COO)。3 男のデレク・ライス氏(28)は探査と地質担当の副社長を務める。

業界刊行物、マーセラス・ドリリング・ニュースのエディター、ジ ム・ウィリス氏によると、父のライス氏は息子たちのためにこの掘削会 社を設立した。「彼らは非常に良い仕事をしていて、正しい方向に進ん でいる」とウィリス氏は述べた。

父のライス氏は1990年にストリート・リサーチ・アンド・マネジメ ントでエネルギー資源ポートフォリオの運用を開始。2005年にブラック ロックが同社を買収した。ブルームバーグのデータによれば、2010年12 月31日までの10年間、ライス氏の運用成績は米株ファンドの上位0.1% 内に位置していた。

同氏は07年の会社設立後5年間はブラックロックで運用を続けた が、12年に退社した。利益相反があるかのように見えることを避けるた めだと、12年6月にブラックロックの広報担当、ボビー・コリンズ氏が 説明していた。ライス・エナジーの子会社は当時、ライス氏が運用する ファンドが保有する企業と合弁事業を行っていた。

原題:Former BlackRock Fund Manager Becomes Billionaire on Rice Energy(抜粋)

--取材協力:Charles Stein. Editors: Peter Newcomb, Matthew G. Miller

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