米カリフォルニア州を干ばつから救うのはイスラエルの常識か

国土の60%を砂漠が占める自国での 水供給を60年間にわたり手掛けてきた経験が、イスラエルをこの分野で の技術的なリーダーにした。干ばつに苦しむ米カリフォルニア州がお手 本とすべきなのは、この国なのかもしれない。

海水の脱塩や農業用の処理水再利用、水漏れの早期警戒ソフトウエ ア開発、細流かんがいシステムのコンピューター化といったことはイス ラエルでは常識となっており、カリフォルニア州当局者はそこに着目し ている。イスラエルは経済規模では世界40位だが、カリフォルニア州を 国として見た場合、その経済規模は世界10位に匹敵する。

サンディエゴの北ではイスラエルのIDEテクノロジーズが海水脱 塩プラントの建設を支援している。同社によれば、同プラントはこの種 の設備としては西半球最大規模。2016年の完成時には日量5000万ガロン の飲料水の供給が可能となる。カリフォルニア州では、同様のより小規 模な3つのプラントがすでに稼働しており、さらに15プラントの建設が 提案されている。

IDEと共に9億2200万ドル(約940億円)規模の脱塩プラントを 建設しているポセイドン・リソーシズのピーター・マクラガン上級副社 長は、「サンディエゴ郡が投資してこの水道水供給源こそが真の干ばつ 対策だ。経費は多くかかるが、地域経済にとって非常に重要な信頼性と いう恩恵を備えている」と述べた。

米連邦政府のウェブサイト、全米干ばつモニターによれば、人 口3800万人のカリフォルニア州での約3分の2が「極度」もしくは「例 外的」という最も厳しい干ばつに悩まされている。

原題:Israel Shows California No Need to Fret About Water Desalination(抜粋)

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