BNPパリバ:10-12月は予想外の減益-米制裁に絡む引当金で

フランス最大の銀行、BNPパリバ の昨年10-12月(第4四半期)決算は、市場予想に反して減益となっ た。米国の経済制裁の対象となる相手との取引を見直す過程で、引当 金11億ドル(約1120億円)を計上したことが響いた。

13日の発表資料によると、純利益は1億2700万ユーロ(約177億 円)と、前年同期の5億1900万ユーロから減少。四半期ベースでは、赤 字を計上した2008年10-12月期以来の低い利益水準となり、ブルームバ ーグがまとめたアナリスト8人の予想平均(10億2000万ユーロ)も下回 った。

BNPパリバは昨年10月、司法省など米当局との協議を受けて、米 国の制裁対象となり得る「国や個人、団体に関係する米ドルの支払いの 一部」について、数年にわたって見直しを行ったと発表した。取引相手 の具体名は明らかにしていない。イランなどの制裁対象国と不適切な取 引を行ったと米当局に指摘されたHSBCホールディングスやINGグ ループ、スタンダードチャータードが和解金の支払いに応じる中で、 BNPパリバも支払いに備える引当金を計上した。

BNPパリバは2013年分の配当として1株当たり1.50ユーロを提 案。これは前年と同水準で、ブルームバーグがまとめた予想(1.75ユー ロ)を下回る。13年通期の利益は26%減の48億3000万ユーロだった。

同行は13日、一部項目を除いたベースの株主資本利益率(ROE) を16年までに少なくとも10%に引き上げる目標を明らかにした。13年 は7.7%だったという。同行は投資家に3カ年計画を来月提示する。

新たな銀行資本規制「バーゼル3」に基づく普通株式等Tier1 比率は昨年末時点で10.3%と、9月末の10.8%から低下した。リテール (小口金融)部門の株式をベルギー政府から取得したことが影響した。

10-12月期の法人・投資銀行部門の税引き前利益は36%増の3 億5000万ユーロ。リテール部門は18%減の11億7000万ユーロだった。

原題:BNP Paribas Profit Falls After $1.1 Billion U.S. Legal Provision(抜粋)

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