韓国大統領に難題、次期中銀総裁候補は議会の厳しい審査に直

韓国の朴槿恵大統領は、就任後最も 難儀となりそうな人事に直面している。韓国銀行(中央銀行)次期総裁 への円滑な引き継ぎを果たし、同国経済の成長加速を目指すことだ。

韓国中銀の金仲秀総裁は3月末で退任する。朴大統領が指名する次 期総裁候補は、議会の公聴会で与野党双方の議員から質問攻めに遭うこ とになる。これは韓国中銀の64年の歴史で初めてで、候補者のハードル が上がる。大統領が1年前に組閣する際は、指名した4人の候補が汚職 疑惑の中で指名を断念し、2人が個人的な理由で辞退するという経緯が あった。

野党民主党のホン・ジョンハク議員は7日にソウルの事務所でイン タビューに応じ、「議会が公聴会を開催することで、資産記録やクレジ ットカード使用などあらゆる事柄をめぐる基準が高くなり、候補者のプ ールが制限される可能性がある」と指摘。「私が懸念しているのは議会 の審査が厳しいため、多くの有能な人が候補になることに慎重になり、 最良の選択が阻まれる可能性があることだ」と述べた。

次期総裁として承認されたら、過去最大の家計債務や、新興市場で 混乱を引き起こした米緩和縮小などのリスクに対応する必要がある。朴 政権は18年2月の任期終了までの目標として、潜在成長率4%、雇用拡 大、国民1人当たりの所得約4万ドル(約410万円)を掲げている。

韓国のメディアやアナリストは20人近くの候補者を挙げているもの の、朴大統領は何も示唆していない。大統領は1月10日のインタビュー で、「引き続き候補を探している」と語っていた。

韓国中銀は13日の金融通貨委員会で、政策金利である7日物レポ金 利を9カ月連続で2.5%に据え置くことを決めた。中銀は昨年5月の利 下げ以降、同金利を据え置いている。ブルームバーグ・ニュースがエコ ノミスト17人を対象に実施した調査では全員が金利据え置きを予想して いた。

原題:BOK Succession Challenge for Park as Scrutiny Increases: Economy(抜粋)

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