米財務長官:中国は知的財産権の尊重を-世界で影響力望むなら

ルー米財務長官は中国が世界的な意 思決定への影響力を強めたいのであれば、経済の変革ペースを速めると ともに知的財産権を盗む行為を停止する必要があるとの見解を明らかに した。

PBSが12日夜放送した「チャーリー・ローズ」ショーでのインタ ビューで、ルー長官は「議論に参加して世界のルールを形成したいと望 む国では、知的財産権を盗み出す要素がある政策は全く認められない」 と主張。「中国は自身を次世代のためのルール作りへの発言権を持つべ き国家だと認識しているが、両立は不可能だ」と語った

ルー長官らオバマ政権の当局者は中国に対し、サイバー犯罪で不満 を表明してきた。ホワイトハウスは同日、発電施設や金融情報網など重 要なサービスが、ハッカー攻撃からのコンピューターネットワークの防 衛を可能にする計画を公表した。

米中経済安全保障調査委員会は昨年11月議会に提出した報告書で、 中国政府が「サイバー空間での大規模なスパイ活動」を展開して「首尾 よく米国の政府と民間組織のネットワークを標的に定めた」と指摘して いた。

ルー長官は中国の経済改革のスピードが不十分だと指摘。「時間に 対する考えが米国と異なる」ため、米国が「進展の遅さへのいら立ちを 募らせつつある」と語った。人民元については「市場が相場を決定しな ければ、真の国際通貨になり得ない」として「さらなる前進が必要だと 繰り返し訴え続ける」と述べた。

米経済に関してルー長官は、連邦債務上限の停止法案の可決などで 押し上げられるとの楽観論を示すとともに、住宅市場の動向を基に「過 去半年間、前向きな方向にあったのは疑いない」と語った。

ルー長官は不安定な新興市場について、各市場を個別に評価すべき だと主張。「厳格な政策を決定した国々」と怠った国との間には、「こ こ数カ月間に明白な格差が見られている」と述べた。

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