豪州:1月の失業率は6%に上昇-10年ぶり高水準

オーストラリアの1月の失業率はこ の10年余りで最高水準となり、政策金利が過去最低水準に長期間とどま る可能性が強まった。これを受け、豪ドルは下落している。

豪統計局が13日発表した雇用統計によれば、失業率は6%と、前月 の5.8%から上昇。ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミス ト26人の予想中央値は5.9%だった。雇用者数は前月比3700人減少し た。

豪州では高い生産コストや通貨高が自動車メーカー各社の競争力の 重しとなり、トヨタ自動車やゼネラル・モーターズ(GM)、フォー ド・モーターが工場閉鎖や人員削減を発表。オーストラリア準備銀行 (中央銀行)は通貨高の影響相殺と鉱業以外の産業振興のため、政策金 利を2011年後半から昨年8月まで計2.25ポイント引き下げ、以降は過去 最低の2.5%に維持している。

ムーディーズ・アナリティクスのエコノミスト、カトリナ・エル氏 はこの日の統計発表前に、「先の利下げが以前のように企業を後押しし ていないため、労働力の需要は弱い」と指摘した。

豪ドルはシドニー時間午前11時43分(日本時間同9時43分)現在、 1豪ドル=0.8949米ドルに下落。統計発表前は0.9027米ドルだった。ス ワップデータに基づいたクレディ・スイス・グループの指数によれば、 向こう1年間で見込まれる豪中銀の利上げ幅は11ベーシスポイント(b p、1bp=0.01%)と、前日の18bpから低下した。

1月の雇用統計によると、フルタイム雇用者数は前月比7100人減 少。パートタイム雇用者数は3400人増加した。労働参加率は64.5%と、 前月の改定値から横ばいだった。

原題:Australian Unemployment Jumps to 10-Year High; Aussie Declines(抜粋)

--取材協力:Daniel Petrie. Editors: Malcolm Scott, Victoria Batchelor

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