米上院:債務上限の停止法案を可決-デフォルト危機回避へ

米上院は12日、連邦債務上限の適用 を2015年3月まで停止する法案を可決した。下院は前日に同法案を可決 済みで、オバマ米大統領の署名を経て成立する。共和党はここ数年、債 務上限問題に条件を付けることを主張しデフォルト(債務不履行)危機 を招いてきたが、今回は譲歩した。

採決は賛成55、反対43。成立すれば、少なくとも中間選挙の約4カ 月後の15年3月15日までは米国は支払い義務の履行が可能になる。

オバマ大統領は同法案可決を「喜んでいる」と述べた上で、「米政 府への十分な信頼と信用が極めて重要であり、脅迫などの手段に用いる ことは許されない」と指摘。「これで今後二度と瀬戸際政策が行われな いことを望む」と表明した。ホワイトハウスが12日に声明を発表した。

共和党議員は債務上限引き上げと引き換えに医療保険改革法(オバ マケア)の制限や石油パイプライン「キーストーンXL」計画の承認、 歳出削減などを求めていたが、交渉を拒否したオバマ大統領と民主党が 勝利する形となった。

ルー財務長官は声明で、債務上限を停止することで「議会が責任を 果たすために行動したという知らせを歓迎する」とした上で、「産業界 や金融市場に確実性と安定をもたらすだろう」と述べた。

原題:Senate Clears U.S. Debt-Limit Suspension for Obama Signature (3)(抜粋)

--取材協力:Roxana Tiron、James Rowley、Richard Rubin. Editors: Laurie Asseo, Jodi Schneider

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE