渡部暁斗が「銀」、ノルディック複合-日本に3個目のメダル

ロシアのソチで開催されている冬 季五輪で12日(日本時間同日夜)、ノルディック複合個人ノーマルヒル の渡部暁斗(25、北野建設)が銀メダルを獲得した。日本にとって連日 のメダルで今大会3個目になる。

公式サイトによるとジャンプ2位の100.5メートルを飛んだ渡部は 首位フレンツェル(独)に6秒遅れでクロスカントリーをスタート。ゴ ール前の長い登り坂でトップに立ったが、最後のスプリント勝負でフレ ンツェルにかわされた。渡部は3度目の五輪で初のメダル、ノルディッ ク複合ではリレハンメル大会の団体の金、個人の銀以来20年ぶり。

今大会では前日11日にスノーボード男子ハーフパイプで平野歩夢 (15、バートン)が銀、平岡卓(18、フッド)も銅を獲得していた。日 本選手団のメダル目標は98年長野大会を上回る10個超。日程は23日まで で、これからフィギュア男女シングルや渡部が出るノルディック複合ラ ージヒルの個人や団体がある。

菅義偉官房長官は渡部のメダル獲得について「お祝い申し上げた い」と述べた上で「まさに素晴らしいジャンプと力強い滑りでデットヒ ートを演じて手に汗を握るような好勝負だった」と語り、今後の出場競 技にも期待感を示した。

試合後に渡部は「金メダルは取れなかったが、メダルが取れたので きょうは満足している。ラージヒルでも今後こそ金メダル、一個上の高 い表彰台に乗りたい」とNHKが放送したインタビューで述べた。その 後のNHKの単独インタビューでは「うまくいけばメダルを取ることが できることを証明できた。ラージヒルでも団体でも勝ちに行くチャレン ジをしたい」と語った。

ルール改正

日本勢のノルディックは92年のアルベールビル大会で三ヶ田礼一、 河野孝典、荻原健司が団体で金メダルを獲得、94年のリレハンメル大会 でも阿部雅司、河野孝典、荻原健司で連続の団体金を取っていた。その 後は日本が得意のジャンプのポイント下げなどのルール改正もあり、メ ダルを逃していた。

渡部はNHKのインタビューで「この20年の間はいろんな選手がチ ームを引っ張りながら時間が過ぎた。きょうメダルを取れたことはチー ムにとってうれしいこと」と語った。

このほか現地時間夜(日本時間13日)に行われたスノーボード女子 ハーフパイプでは、岡田良菜(23)が5位に入賞した。金はファリント ン(米)。

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