米国の「石炭の時代」は終息せず-寒波で天然ガス価格上昇

米国で石炭の時代が終息するとの予 測は、ひどく誇張された見方なのかもしれない。

米政府によると、天然ガス価格が4年ぶりの高水準にあるため、電 力会社は燃料を石炭へと移行させており1日当たりの発電量は45億1900 万キロワット時と、2011年以来の高水準に達している。米エネルギー情 報局(IEA)は、発電燃料に占める石炭の割合が3年以内に40.3% と、昨年の約39%から拡大する一方、ガスは27.5%から27%に縮小する 可能性が高いと予想している。

寒波に見舞われている米国のこの冬の寒さは過去30年余りで最も厳 しくなっており、電力会社は割安な石炭の利用を増やしている。米国の 二酸化炭素排出量は3年ぶりの高水準に達する見通しで、大気汚染の軽 減と石炭からの移行を目指すオバマ大統領の政策推進が阻まれている。

クリア・エア・タスクフォース(ボストン)のアナリスト、ジョ ン・トンプソン氏は「石炭利用が終息するという考え方は効果的な気候 変動対策とは言えない。石炭消費は増えている」と指摘した。

原題:Coal Burns Bright as Utilities Switch From Gas: Carbon & Climate(抜粋)

--取材協力:Brian K. Sullivan. Editors: Dan Stets, Ken Wells

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