英中銀:失業率目安に達しても金利維持-7%見込む時期前倒し

イングランド銀行(英中央銀行) は12日、失業率が利上げ検討開始の目安とする7%の水準に低下した後 も、政策金利を過去最低に維持する方針を示した。カーニー総裁が導入 したフォワードガイダンス(時間軸政策)は新たな局面に入った。

英中銀は同日公表した四半期物価報告で、失業率が同水準に達する 時期の見通しを2013年11月-14年1月に前倒しした。その上で、現 行0.5%の「政策金利を引き上げる前に、余剰生産能力を一段と吸収す る余地がある」との認識を示した。需給ギャップは国内総生産( GDP)の1-1.5%に相当するとの見積もりも明らかにした。

カーニー総裁は昨年8月にガイダンスを導入した際、失業率7%を 利上げ検討開始の目安として設定。失業率はその後に英中銀の想定を上 回る速いペースで低下し、政策の信頼性を疑問視する見方が高まった。 このため、利上げ実施はまだ先であることを家計や企業に納得してもら う取り組みを同中銀は継続している。

英中銀は報告で余剰能力について、「無駄」であるとともに、イン フレ率が中銀目標の2%を中期的に下回る「リスクを高める」と分析。 最初の利上げは15年4月との投資家の金利見通しに基づき、3年後のイ ンフレ率は1.9%を想定している。

昨年10-12月(第4四半期)経済成長率については0.9%を予想。 英政府統計局(ONS)が公表した速報値は0.7%だった。英中銀は今 年1-3月(第1四半期)も0.9%を見込んでいる。14年通年について は3.4%と、昨年11月時点に予想した2.8%から上方修正した。

原題:BOE Updates Guidance With Renewed Pledge to Keep Record-Low Rate(抜粋)

--取材協力:Emma Charlton、Jennifer Ryan. Editor: Fergal O’Brien

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