中国アリババ、オートナビ全株取得を提案-位置情報サービス

中国最大の電子商取引運営会社アリ ババ・グループ・ホールディングは、出資している中国の位置情報サー ビス会社オートナビ・ホールディングスの残りの株式を買い取る提案を 行った。資産家でアリババの会長を務める馬雲(ジャック・マ)氏は、 モバイルインターネットのユーザー獲得で検索サイト運営最大手の百度 (バイドゥ)やテンセント・ホールディングス(騰訊)との競争に力を 注いでいる。

10日の発表資料によると、アリババはオートナビの1米国預託証券 (ADR)当たり現金21ドルでの取得を提案。提示額に基づくオートナ ビの評価額は約16億ドル(約1640億円)となる。現在、アリババが28% 出資しているオートナビは、まだ結論に達しておらず提案を検討すると している。

新規株式公開(IPO)実施の準備を進めているとされるアリババ は、6億1800万人の利用者がいる中国のインターネット市場でシェア拡 大を目指している。国内で最も人気が高いモバイル向け位置情報サービ ス会社オートナビを買収すれば、百度やテンセントに対抗する足掛かり となる。

国泰君安国際の黎柏堅アナリスト(香港在勤)は「アリババは位置 情報サービスでテンセントと競いたい考えだ」と指摘。「オートナビを 完全に買収すれば事業の統合と収益化が容易になる」と述べた。

10日の米株式市場でオートナビのADRは24%高の20.57ドル と、2010年6月の株式公開以降で最大の上げとなった。アリババの提示 額は今月7日の終値を27%上回る水準。

原題:Alibaba Bids for AutoNavi as Ma Battles With Tencent, Baidu (1)(抜粋)

--取材協力:Michael Wei. Editors: Robert Fenner, Michael Tighe

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