米国の農家、トウモロコシから大豆へ作付けの移行進む

トッド・ワッチェル氏(42)が米イ リノイ州で運営する5500エーカーの農地では、栽培の中心はもはやトウ モロコシではない。価格が1月に3年ぶりの安値に下落したことを受 け、今年のトウモロコシの作付けを20%減らし農地の半分を大豆栽培に 当てる予定だ。

コーンベルト(米中西部のトウモロコシ栽培地域)では2009年以 降、トウモロコシ栽培が主流だった。ワッチェル氏の農地ではトウモロ コシ栽培による年間収入が大豆を1エーカー当たり平均150ドル(現在 のレートで約1万5400円)上回っていた。今年は価格下落によりトウモ ロコシでも大豆でも同10-20ドルの見込み。このため、同氏は大豆の作 付けを増やしリスクを軽減しようとしている。大豆の1エーカー当たり の栽培コストはトウモロコシを220ドル下回る。

「利益が同じならリスクにさらす資金は少ない方がいい」。シカゴ の南方354キロメートルのアルタモントからの電話インタビューでワッ チェル氏はこう述べた。

ブルームバーグがアナリスト22人を対象に実施した調査では、米国 の大豆の作付面積は5%増加し過去最高の8039万1000エーカーになる見 込み。米国は世界2位の大豆生産国。米ゴールドマン・サックス・グル ープとジェフリーズ・ベーチェは先月、シカゴ市場の大豆価格が1年以 内に29%下落し1ブッシェル当たり9.50ドルになるとの見通しを示して いる。

原題:Soy Switch on U.S. Corn Farms Expanding World Glut: Commodities(抜粋)

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