PIMCOグロース氏:旗艦ファンドで米政府関連債比率上げ

米パシフィック・インベストメン ト・マネジメント(PIMCO)で世界最大の債券ファンドを運用する ビル・グロース氏は1月、旗艦ファンド「トータル・リターン・ファン ド」で米国債や政府関連証券の保有比率を引き上げた。

PIMCOのウェブサイトに11日掲載されたデータによると、2370 億ドル(約24兆3000億円)規模の同ファンドで米国債など米政府関連債 の比率は46%と、少なくとも昨年7月以来の高水準となった。前月 は45%だった。米国債相場は1月に2008年以降で最高のスタートを切っ た。グロース氏は今月、労働市場の不振が続き主要なインフレ指標が米 連邦準備制度理事会(FRB)の目標を下回る水準にとどまった場合、 米10年債利回りは一段と低下し得るとの見方を示していた。

住宅ローン関連証券の比率は36%と、前月の35%から引き上げた。 投資適格級債や高利回り証券などの米クレジット商品は9%と、前月 の10%から減らした。新興国市場の債券は6%で前月比横ばい。米国以 外の先進国の債券は7%と、前月の6%から増やした。PIMCOは毎 月の保有比率の変化や各市場セクターの具体的な内訳について直接コメ ントしていない。

トータル・リターン・ファンドのリターンは2月7日時点でプラ ス1.8%と、同種のファンドの87%を上回っている。昨年は1994年以来 最低のマイナス1.9%で、同種のファンドの65%に後れを取っていた。

原題:Pimco Boosts Government Holdings as Bonds Gain Most Since 2008(抜粋)

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