ロジウム価格、再び上昇か-下落で自動車の触媒向け需要回復

世界のロジウム需要が、過去30年で 最も生産を上回る見通しだ。ロジウムは主に自動車の排ガスを浄化する 触媒として利用され、価格が9年ぶりの安値近辺で推移しているため自 動車や化学品メーカーの需要が拡大している。

ドイツ銀行と英ジョンソン・マッセイによると、ロジウム需要は今 年、生産を7万8000オンス上回る見通し。予想通りなら少なくとも1984 年以降で最大。アナリスト11人を対象に実施した調査によると、4年続 いていたロジウム価格の下落は止まり、10-12月(第4四半期)には現 時点より4.8%上昇し1オンス当たり平均1100ドルになると予想されて いる。米ゴールドマン・サックス・グループは2017年にかけて上昇が続 くと見込んでいる。

ロジウム価格は08年に過去最高値の1万100ドルに高騰。このため 製造業者はプラチナやパラジウムを多く利用するようになった。ロジウ ム価格が91%下落したことから、需要が回復している。

欧州三菱商事(ロンドン)の貴金属ストラテジスト、ジョナサン・ バトラー氏は「ロジウムは再び上昇しつつあり、工業用需要が価格を押 し上げている」と指摘。「自動車メーカーはロジウムの使用に慎重だっ たが、利用を増やし始めている」と述べた。

原題:Rhodium Bust Ending as Car Sales Fuel Mine Deficit: Commodities(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE