アジア・太平洋株式サマリー:香港株が大幅高、中国株も上げる

アジア・オセアニア各株式市場の動 きは以下の通り。

【香港株式市況】

香港株式相場は上昇。ハンセン指数が約2カ月ぶりの大幅高となっ た。中国国際金融(CICC)が保険株の買いを投資家に勧めたことに 加えて、JPモルガン・チェースが中国株が上昇するとの見通しを示し たことが好感された。

中国平安保険(2318 HK)と中国人寿保険(2628 HK)はいずれ も5.1%上昇し、ハンセン指数の構成銘柄の値上がり率トップ。ペトロ チャイナ(中国石油、857 HK)は1.4%高。親会社が天然ガス鉱床を発 見したことが好感された。中国海洋石油(CNOOC、883 HK) は4.8%の値上がり。

ハンセン指数は前日比383.72ポイント(1.8%)高の21962.98で終 了。ハンセン中国企業株(H株)指数は2.5%高の9856.85。両指数はい ずれも昨年11月18日以降で最大の上昇率となった。

ベアリング・アセット・マネジメントのアジアのマルチアセット戦 略責任者キエム・ドゥ氏(香港在勤)は「市場はショートに傾いていた ようだ。その結果として、若干の買い戻しが入った」と説明した。

【中国株式市況】

中国株式市場では上海総合指数が上昇。JPモルガン・チェースが 数週間以内の相場上昇を予想したことなどが追い風となった。

上海市場では中信銀行(601998 CH)など銀行株が高い。JPモル ガンは中国の銀行株を買うよう投資家に助言し、中国株が最大20%上昇 するとの見通しを示した。上場初日の調味料メーカー、仏山市海天調味 食品(603288 CH)は30%値上がり。

上海証券取引所の人民元建てA株と外貨建てB株の双方に連動する 上海総合指数は、前日比17.60ポイント(0.8%)高の2103.67で終了。 この3営業日での上昇は昨年11月以来で最大。上海、深圳両証取のA株 に連動しているCSI300指数は前日比0.8%高の2285.56。

JPモルガンの香港在勤ストラテジスト、マイケル・ユ氏は10日付 のリポートで、「季節要因や過去最低のバリュエーション(株価評価) を基に、中国株の買いを勧めている」と説明。「いったん成長が安定 し、市場の焦点が構造改革に移れば、向こう数週間で15-20%の相場回 復が見込まれる」と指摘した。

【インド株式市況】

インド株式相場は上昇。工業株とソフトウエア関連銘柄の上げが目 立った。

タタ・モーターズは約2カ月ぶりの大幅高となった。昨年10-12月 (第3四半期)利益が約3倍に増えたことが買い材料。決算発表を控え たタタ・スチールは3週間ぶり高値を付けた。インフォシスが3営業日 続伸するなど、ソフトウエア輸出銘柄は総じて高い。

ムンバイ市場の指標であるS&Pセンセックス指数は前日比29.10 ポイント(0.1%)高の20363.37で終了。指数構成銘柄で10-12月期決 算を発表済みの22社中、業績が予想と一致または上回った割合は約77% となっている。ブルームバーグがまとめたデータによれば、この割合は 前期が70%、4-6月期は47%だった。

【オーストラリア株式市況】

S&P/ASX200指数は前日比32.35ポイント(0.6%)高 の5254.50。

【韓国株式市況】

韓国総合株価指数は前日比8.76ポイント(0.5%)高の1932.06。

【台湾株式市況】

加権指数は前日比38.61ポイント(0.5%)高の8430.56。

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