アイカーン氏:アップルへの自社株買い要求を取り下げ

米アップルに500億ドル(約5 兆1000億円)相当の自社株を年内に買い戻すよう求めていた資産家カー ル・アイカーン氏は、この要求を取り下げると明らかにした。アップル が最近自社株買いを実施したことや、議決権行使助言サービス会社によ る反対表明がその理由。

同氏はつい先週、アップルに対し追加の自社株買いを求めていた。 昨年12月には、同社の手元資金の株主還元をめぐり株主投票の実施を目 指す考えを表明した。アップルの12月28日時点での現金および有価証券 の保有高は計1590億ドル相当。

1月28日に決算を発表したアップルは、その後に140億ドルの自社 株買いを実施。これにより過去1年間での自社株買いは400億ドルを超 えた。

また前日、影響力の強い議決権行使助言サービス会社のインスティ テューショナル・シェアホルダー・サービシズ(ISS)は、アイカー ン氏の自社株買い要求は資本活用に対する過剰な干渉だとして反対を表 明した。

アイカーン氏はアップルの株主に宛てた10日付の書簡で、「特に、 アップルは既にわれわれの要求した買い戻し目標の達成に極めて近づい ており、拘束力のないわれわれの提案を頑強に続ける理由は見当たらな い」と記した。

原題:Icahn to Drop Apple Buyback Proposal After ISS ‘No’ Vote (1)(抜粋)

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