みずほなどが豪ドル下落を予想-最近の上昇はあてにならない

オーストラリア・ドルが先週、米ド ルに対し週間ベースで5カ月ぶりの大幅高となったことについて、日本 を拠点とする複数の機関投資家は「あてにならない動き」だとみてい る。中国の製造業部門の鈍化が豪経済の力強さの兆しに影を落としてい るためだ。

みずほ投信投資顧問は豪ドルが向こう1年で1豪ドル=0.80米ドル に下落すると予想。今月7日には一時0.8999米ドルまで上昇していた。 豪準備銀行(中央銀行)のスティーブンス総裁が4日、豪ドルを1月に 3年半ぶり安値に押し下げた事実上の口先介入の終了を示唆したにもか かわらず、BNPパリバ・インベストメント・パートナーズは、豪ドル が一段安となってから、豪国債の購入に動く方針だ。

みずほのシニアファンドマネジャー、伊藤祐介氏は豪ドルが下落す ると予想。中国の成長のけん引役はインフラ投資からサービス業関連に シフトしつつあり、そのプロセスでは鉄鉱石や石炭などの商品価格が下 落し、豪州の輸出に打撃を与えるとの見方を示した。

豪ドルはこの1年で13%下落し、主要10カ国通貨で最も大幅な下 げ。日本勢による昨年の豪国債取引額は年間ベースで統計開始以来の大 幅な売り越しとなった。鉱業ブームの衰えで豪経済が鈍化する中、豪中 銀は豪ドル安を歓迎している。

豪中銀は先週、政策金利を過去最低の2.5%に据え置くとともに、 一定期間の金利安定が「最も賢明な路線」だとの認識を示した。

原題:Aussie Jump Is False Dawn for Mizuho on China: Australia Credit(抜粋)

--取材協力:Candice Zachariahs. Editors: Garfield Reynolds, Jonathan Annells

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