利上げ目安接近で説明迫られるイエレン議長、今週議会証言

米連邦準備制度理事会(FRB)の イエレン議長は今週予定される就任後初の議会証言を控え、このところ 動揺が広がる金融市場を導く指針の手直しを迫られている。

米失業率は連邦公開市場委員会(FOMC)が利上げ検討開始の目 安とした6.5%に接近しているが、当局は金融緩和策を維持し、規模を 縮小しながらも債券購入を継続している。

ブラックロックのチーフ投資ストラテジスト、ラス・ケステリッヒ 氏は「イエレン議長はフォワードガイダンスがどのような形になってい くのかについて、さらに明確にする必要がある」と述べ、「FRBによ る金融政策へのアプローチには多少の不透明感がある」と付け加えた。

イエレン議長は11日に下院金融委員会で証言する。イングランド銀 行(英中央銀行)のカーニー総裁も12日に最新の指針を示す考えを表明 している。英国の失業率は中銀が利上げ検討の目安とする7%に近づい ている。

イエレン議長とカーニー総裁による意思伝達の成否は経済的な影響 をもたらす。当局の意向について懸念が浮上すれば、投資家や企業、消 費者は委縮しかねず、経済成長を損なう恐れがある。

FRBは長期にわたり金融緩和が続く見通しを示唆しているもの の、投資家は政策スタンスを変更して利上げに着手する条件について詳 しい説明を求めていると、ケステリッヒ氏は指摘した。

原題:Yellen Joins Carney in Need to Explain Policy as Benchmarks Near(抜粋)

--取材協力:Emma Charlton. Editors: Gail DeGeorge, Mark Rohner

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