カーニー、イエレン両氏が今週見解を表明へ-利上げ目安接近で

イングランド銀行(英中央銀行)の カーニー総裁と米連邦準備制度理事会(FRB)のイエレン新議長は今 週共に、同じ課題に向き合うことになる。予想を上回る経済成長により 利上げ検討の目安とする基準を前倒しで達成する可能性が浮上する中 で、金融政策の方向性をいかに伝えるかという難問だ。

カーニー英中銀総裁は四半期経済見通しの公表、イエレン米FRB 新議長は半期に一度の議会証言にそれぞれ臨む。先週末発表された1月 の米雇用統計では、非農業部門雇用者数の伸びが市場予想を下回ったも のの、失業率は予想外に低下した。

3日にFRB議長に宣誓就任してから初めて公の場で語ることにな るイエレン氏は、利上げ検討の目安とする失業率6.5%を下回った後も 「しばらくは」政策金利をゼロ近辺に据え置くとしているFRBの意図 について、より詳細な説明を行う可能性がある。

今週発表の米経済指標では1月の小売売上高(13日)が注目され る。ほぼ全米を見舞った悪天候で自動車販売ディーラーやショッピング モールへの消費者の出足が鈍ったため、市場予想では前月比ほぼ横ばい が予想されている。

カーニー総裁は12日の四半期経済見通しで、失業や経済成長、イン フレなどの動向を明らかにする。英中銀はフォワードガイダンス(時間 軸政策)の第2段階を検討している。

英失業率は英中銀の予想よりずっと速いペースで低下し、現 在7.1%。過去最低の0.5%に据え置いている主要政策金利の引き上げ検 討の目安としている7%を辛うじて上回る水準だ。英中銀は昨年11月時 点では、少なくとも2015年までは7%を上回って推移するとの見通しを 示していた。

カーニー総裁は「直ちに」利上げする必要はないとの見解を示して いる。今週の会見ではフォワードガイダンスの枠組みをどのように変更 するのか、あるいはなぜ現状のまま維持すべきなのかを説明するとみら れる。

原題:Carney Presents Forecast While Yellen Testifies: Global Economy(抜粋)

--取材協力:Jennifer Ryan、Michael Heath、Stephanie Phang、Charlie Devereux. Editor: Mark Rohner

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