【個別銘柄】オリンパスや沢井薬が買われる、旭硝子は大幅安

きょうの日本株市場で、株価変動材 料のあった銘柄の終値は次の通り。

オリンパス(7733):前週末比7.2%高の3335円。2013年4-12月 期の連結営業利益は前年同期比2倍の499億円だった、と7日に発表。 情報通信事業の売却で全体の売上高は8%強減ったが、消化器内視鏡分 野での新製品を中心に医療事業の伸びが寄与した。前期比2.1倍の725億 円を見込む14年3月期計画は維持。JPモルガン証券は投資判断「オー バーウエート」を継続、米医療市場の抑制影響や軟調なデジタルカメラ 市場といったさえない環境の割に実績は良かった、と評価した。

いすゞ自動車(7202):4.8%高の638円。13年4-12月期の連結営 業利益は前年同期比47%増の1329億円だった、と7日に発表。国内車両 販売台数の増加に加え、海外では北米・中近東などでのトラック販売が 好調、タイの低調を補った。コスト削減や円高是正も寄与し、同四半期 累計としては過去最高だった。前期比38%増の1800億円とする14年3月 期計画は据え置き。SMBC日興証券は投資判断「1(アウトパフォー ム)」を継続、内需回復と体質強化が寄与しつつあると評価した。

荏原(6361):6.1%高の695円。13年4-12月期の連結営業利益は 前年同期比28%増の89億円だった、と7日に発表。主力のポンプ事業が 海外でプラント向け中心に好調、基幹的設備改良工事の主導でエンジニ アリング事業の採算性も改善した。前期比16%増の290億円を見込む14 年3月通期計画は維持。1株2円50銭としていた期末配当は5円に上積 みし、年間では7円50銭と前期5円からの増配を見込む。

旭硝子(5201):6.7%安の544円。13年12月期の連結営業利益は前 の期に比べ22%減の799億円だった、と7日に発表。電子関連製品の出 荷増や円安効果で売上高は1割以上伸びたが、製品価格の下落、原燃材 料価格の上昇、一部海外子会社の収益性低下などが響いた。14年12月期 は前期比6.1%減の750億円を計画、ブルームバーグ・データによるアナ リスト予想の平均763億円に届いていない。ゴールドマン・サックス証 券では、投資判断「売り」を継続。

クボタ(6326):3.6%安の1484円。7日の第3四半期決算発表 で14年3月期の連結営業利益見通しを1900億円から前期比62%増の1960 億円に上方修正したが、三菱UFJモルガン・スタンレー証券では決算 内容にサプライズはないと指摘。期末配当を1株18円とし、年間で28円 と前期17円からの増配を決めた点はポジティブながら、国内での消費税 増税の反動減、タイ向けの減速などで15年3月期は成長の端境期になる 可能性が高まった、とみている。

タムロン(7740):12%安の2219円。13年12月期の連結営業利益は 前の期に比べ4.9%減の52億3300万円だった、と7日に発表。円安効果 や写真関連、特機事業の伸びで売上高は過去最高となったが、円換算後 の販売管理費の上昇、ベトナム工場新設の費用負担などが重しになっ た。14年12月期は前期比11%増の58億円を計画、ブルームバーグ・デー タによるアナリスト予想の平均73億円に届いていない。

沢井製薬(4555):13%高の6390円。13年4-12月期の連結営業利 益は前年同期比2割増の170億円だった、と7日に発表。6月上市の代 謝拮抗剤(抗がん剤)や抗血小板剤、12月上市の高コレステロール血症 治療剤など新製品が順調だった。前期比12%増の195億円を維持した14 年3月期計画に対する進捗(しんちょく)率は87%。メリルリンチ日本 証券でも、会社計画と同じ同証予想を上回りそうとの見方を示した。

電通(4324):4.7%高の4040円。海外本社の電通イージス・ネッ トワークが中国のソーシャルメディア・マーケティング企業、ベラウォ ム社の株式100%を取得するときょう午前11時に発表。中国での事業展 開の加速につながるとみられた。また、7日に公表した1月の単体売上 高は、収益柱のテレビや新聞、クリエーティブ事業の伸びなどで前年同 月比9%増だった。

日新製鋼ホールディングス(5413):4.4%高の1105円。13年4 -12月期の連結営業損益は125億円の黒字と、前年同期の134億円の赤字 から改善したと7日に発表。自動車、建材分野をはじめ国内需要の回復 基調が継続、日新製鋼呉製鉄所第1高炉の操業トラブルなどのマイナス 影響を吸収した。

リンナイ(5947):4.2%高の8110円。13年4-12月期の連結営業 利益は前年同期比20%増の244億円だった、と7日に発表。国内で床暖 房システムや浴室暖房乾燥機など温水端末機の販売が順調、商品構成の 高付加価値化も進んでおり、海外での米国、中国での給湯器販売の伸 長、円安効果も寄与した。前期比14%増の300億円とする14年3月期計 画に対する進捗率は81%。クレディ・スイス証券は投資判断「アウトパ フォーム」を維持、日本・海外で利益成長を達成しており、決算の印象 はややポジティブとした。

日本写真印刷(7915):7%高の1562円。13年4-12月期の連結営 業損益は29億2000万円の黒字と、前年同期の50億3300万円の赤字から改 善したと7日に発表。主力のデバイス事業で静電容量方式タッチパネル (フォトリソ工法)の受注が拡大した。10億円の黒字を見込む14年3月 期計画は据え置き、前期は67億8300万円の赤字。クレディ・スイス証券 は決算内容はポジティブとし、第3四半期に発生した生産性改善の効果 分、会社計画に上振れ余地があるとした。一方で来期については、春先 の大手顧客との価格交渉次第との見方は変更しないという。

アーク(7873):16%高の311円。14年3月期の連結純利益見通し を51億5000万円から73億円に上方修正する、と7日に発表。第3四半期 までに輸送用機器分野を中心とした開発支援事業が堅調に推移している ほか、貸倒引当金の戻し入れも考慮、関係会社株式の売却益計上なども 押し上げる。

日本マイクロニクス(6871):1000円(17%)高の6760円とストッ プ高。14年9月期の連結営業利益見通しを17億円から前期比65%増の23 億円に上方修正する、と7日に発表。半導体メモリー市場の好調を背景 に、プローブカード事業の業績が想定を上回る上期動向を反映した。

ローランドディー.ジー.(6789):9.6%高の3605円。13年4 -12月期の連結営業利益は前年同期比7.4倍の42億9700万円だった、と 7日に発表。前期、今期投入した大型インクジェットプリンターの新製 品が伸長、工作機器やデンタル加工機も堅調で、円安効果や海外子会社 の原価率改善なども寄与した。前期比3.5倍の49億2000万円で据え置い た14年3月期計画に対する進捗率は87%。

サンデン(6444):8%高の487円。13年4-12月期の連結営業損 益は4億9300万円の黒字と、前年同期の22億1200万円の赤字から改善し たと7日に発表。主力の自動車機器事業が日米の堅調な車両販売の影響 などで増収、円安、国内外拠点での生産性改善も寄与した。70億円の黒 字を見込む14年3月期計画は維持、前期は8億9600万円の赤字。

リソー教育(4714):100円(18%)安の451円でストップ安。昨 年12月に設置した第三者委員会によると、過年度の売り上げの不適正計 上額は過去6年余りの累計で約80億円が見込まれるときょう午後に発 表。第三者委の調査報告書の受領に関し、きょう中に公表する。

富士石油(5017):6.8%安の289円。14年3月期の連結営業利益計 画を30億円の黒字から30億円の赤字に下方修正する、と7日に発表。原 油販売数量の減少による売上高の下振れ、市況悪化による製品マージン の縮小などを踏まえた。前期は15億4800万円の黒字。

アルペン(3028):8%安の1754円。14年6月期の連結営業利益見 通しを108億円から前期比31%減の81億6000万円に下方修正する、と7 日に発表。天候不順の影響、想定以上の円安に伴う仕入れコストの増加 などで、前年同期に比べ4割以上減益になった上期動向を踏まえた。

日特建設(1929):8.3%安の376円。13年4-12月期の連結営業利 益は前年同期比16%減の9億2900万円だった、と7日に発表。得意分野 の基礎工事の増加、岩手県大槌町の復興工事受注などで売上高は伸びた が、営業強化による人員増などによる費用負担が響いた。前期比19%減 の19億8000万円とする14年3月期計画は据え置き。

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