アジア通貨、4週間ぶり上昇-フィリピン・ペソとバーツ主導

8日までの週のアジア通貨はフィリ ピン・ペソとタイ・バーツがけん引し、この2カ月で最大の上昇となっ た。米経済指標の改善で世界成長鈍化の懸念が後退した。

ブルームバーグ・JPモルガン・アジア通貨指数は週間で0.3%上 昇と、4週間ぶりに上げに転じた。6日に発表された米新規失業保険申 請件数が市場予想を下回ったことや、米サービス業の拡大を示す統計が 好感された。米連邦準備制度が月間の債券購入額を100億ドル減少させ る計画を推し進める中、トルコ・リラの急落やアルゼンチン当局による 通貨ペソの下落容認で新興市場通貨は2008年以来最悪のスタートを切っ た。

ABNアムロ・バンクの為替ストラテジスト、ロイ・テオ氏(シン ガポール在勤)は「この売りは明らかに行き過ぎであり、新興市場通貨 の中でも売るべきものと買うべきものを見極める必要がある」と指摘。 ただ、「米緩和縮小懸念による逆風を考慮すれば、回復は依然ぜい弱 だ」と分析した。

タレット・プレボンによれば、フィリピン・ペソは0.7%上げ1ド ル=44.99ペソ。ブルームバーグの集計データではタイ・バーツは0.7% 高の1ドル=32.80バーツ、マレーシア・リンギットは0.5%上昇の1ド ル=3.33リンギット。

原題:Asian Currencies Halt Slide as Peso to Baht Lead Weekly Advances(抜粋)

--取材協力:Jeanette Rodrigues. Editors: Amit Prakash, Anil Varma

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