伊中銀、バッドバンク設立の可能性を排除せず-ビスコ総裁

イタリア銀行(中央銀行)のビスコ 総裁は、国内銀行の資金調達能力を向上させるため不良債権を引き受け るバッドバンクを設立する可能性を排除しないと述べた。

欧州中央銀行(ECB)の政策委員会メンバーを務めるビスコ総裁 は8日にローマで講演し、多数の銀行による不良債権処理の動きは「正 しい方向」に進んでいると指摘。「一段と野心的な介入の可能性は排除 されない。それについては欧州の規則との整合性を熟考する必要があ る」と述べた。

イタリアの銀行は記録的水準の不良債権で融資能力が抑えられてい ることから、これらを分離する選択肢を検討している。一部を分離すれ ば、ECBによる資産の質査定やストレステスト(健全性審査)で資本 不足問題が浮上する可能性も減る。

事情に詳しい関係者2人によれば、同国の銀行大手のウニクレディ トとインテーザ・サンパオロは貸し出し条件を緩和したローンの一部を プールし、それを管理する部門への投資を募る案を検討している。

ビスコ総裁が講演で語ったところによれば、融資全体に占める不良 債権の割合は昨年12月に9.1%と、2008年末の水準から7ポイント近く 上昇。今後数四半期は「事実上安定した」水準にとどまる見通しだとし た。

原題:Bank of Italy Doesn’t Rule Out Setting Up Bad Bank, Visco Says(抜粋)

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