東京海上日動:自動車保険問題で全力対応-社長、「支払漏れ」は否定

東京海上日動火災保険の永野毅社長 は7日、記者会見し、自動車保険の保険金の一部に新たな支払漏れがあ ったとの報道について、「顧客や関係者に大変ご心配かけ申し訳ない」 と陳謝したうえで、「何かもっとできることはないか」と述べ、全力で 対応する考えを示した。

具体的には、新聞広告などで同社に請求するよう促したり、残って いる資料で、できる限り契約者を特定し連絡可能か検討する。データの 保存期間は9年間で、それ以降はデータが自動的に消去するシステムに なっている。そのため、永野社長は「証拠が不十分であっても総合的な 判断で対応したい」という。

ただ、社内ルールを改定した2003年7月以前の事案については、 「請求がなければ不払いとは考えてない」と述べ、支払い漏れではない との考えを強調した。

保険業界で不払い問題が発覚した05年、金融庁は損害保険各社に対 し02年4月から05年6月までの過去3年を対象期間とし、追加的に支払 うべき件数を調べるよう指示した。

同社は従来、契約者から請求を受けてから支払っていたが、03年7 月に社内の運用ルールを変更。主契約の自動車保険で請求があった場合 は、今回問題となった、お見舞い費用などの臨時費用保険金も条件を満 たせば、自動的に支払う体制にした。そのため、運用ルール変更前の02 年4月から03年6月については、公表する必要がないとしている。

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