三菱UFJ証:海外コモディティ事業、新規取引を停止へ

三菱UFJフィナンシャル・グルー プ傘下の三菱UFJ証券ホールディングスは、海外でのコモディティ・ デリバティブ事業で新規の取引を停止する。三菱UFJ証券ホールディ ングス広報・CSR推進部の炭本真吾部長が7日、ブルームバーグの電 話取材で述べた。

対象となるのは英現地法人の三菱UFJセキュリティーズ・インタ ーナショナル(MUSI)が手掛けるコモディティ・デリバティブ事 業。必要な人員を残して既存顧客への対応は続ける。最終的には事業か ら撤退する見通し。海外当局による規制強化の動きが進む中、収益性な どを考慮した。

炭本部長は「現在の顧客先への対応は続け、それに必要な人員は確 保する」と説明。既存顧客も含めて新規取引を取り止めることについて は「海外当局による規制強化の流れを受け、収益性や資本効率などを考 えて判断した」としている。

MUSIのコモディティ事業に関しては、ロイター通信が6日、コ モディティ取引部門の閉鎖を決定したと先に報じた

金融機関のコモディティ関連事業をめぐってはJPモルガン・チェ ースが現物商品部門の売却で、スイスのマーキュリア・エナジー・グル ープと独占交渉に入ったほか、ドイツ銀行が約200人を削減する計画を 発表するなど事業縮小の動きが相次いでいる。

MUSIは1990年に原油デリバティブの取り扱いを始め、商品価格 が軒並み最高値を付けた2008年から本格的にコモディティ・デリバティ ブ事業を展開。商品価格が高騰する中、原料価格が企業収益に与える影 響を軽減するため、原油や石油製品全般、石炭やフレート、貴金属など のデリバティブ商品を取り扱っていた。

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