ハーバード准教授のブログで株価乱高下-利益相反の問題浮上

ブログでのコメントでインターネッ トビデオ・広告を手掛ける英ブリンクスの株価急落を招いた米ハーバー ド・ビジネス・スクールの准教授が、同校の要請で投稿内容を修正し、 同社の調査を依頼した「クライアント」である米国の投資会社2社から 報酬を受けていたことを明らかにした。

ベンジャミン・エデルマン准教授は修正した投稿で、この投資会社 の「ブリンクスに関するポジション」は1月28日のブログ投稿から変わ っていないと説明した。

准教授は「ブリンクスの暗黒面」と題したブログで、利用者数を水 増しして手数料を得るため、ロンドンに本社を置くブリンクスが不正な ソフトウエアを使っていることが自身の調査で判明したと指摘。この投 稿を受けて同社の株価は急落した。

修正後の投稿では、クライアントの「主な関心事はブリンクスの事 業をもっとよく知ることであり、第三者向けの私のコメントに太鼓判を 押すことではない」と説明。ブリンクスは1月30日、「投稿ブログでの 断定と結論に強く反論する」とのコメントを出した。2月6日の同社の 株価は上昇した。

准教授は最初の投稿で、「匿名希望のクライアントの要請」で行っ た調査の一部を公表したとし、クライアントは准教授に調査内容をブロ グに掲載することも認めたと説明した。新たな投稿でクライアントが米 国内の投資会社2社であることを明かした上で、1つの契約の下で2社 向けの仕事をしたことから、クライアントが同一人物もしくは同一企業 であると考えていると准教授は電子メールで指摘した。

ハーバード・ビジネス・スクールは電子メールで、准教授の最初の 投稿は「明瞭さを欠き」、「個人的な利益相反」があることを消費者に 十分伝えていないなどとコメントした。

エデルマン准教授(33)はインタビューに応じ、自身の投稿で多く の問い合わせがあったとし、より正確な言葉を使うべきだったと語っ た。2月4、5両日の最新のブログ投稿の中で、米投資会社のために調 査を昨年12月と今年1月に実施したが、「クライアントは私の記事を読 んだ後でポジションを変更していないと私に伝えている」ことを明らか にした。

原題:Harvard Makes Professor Disclose More After Blog Hits Shares (1)(抜粋)

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