モビアス氏:新興市場売り拡大へ-オニール氏と見方分かれる

テンプルトン・エマージング・マー ケッツ・グループのマーク・モビアス執行会長は7日、新興市場の株価 指標が5カ月ぶり安値に下落し、通貨が軒並み下落したことについて、 新興市場にとって最悪期はまだ過ぎていないとの見方を明らかにした。

モビアス氏(77)はリオデジャネイロから電話取材に応じ、「マイ ナスのセンチメントはかなり強固なもので、もっと大幅な売りが見込ま れる」と指摘。「当社は現段階で注視はしているものの、実際には買っ ていない。相場は下落するか、安定するまでに時間がかかる可能性があ る」と述べた。

新興国投資で40年余りの経験を持つモビアス氏の見通しは、ゴール ドマン・サックス・アセット・マネジメントの元会長で、2001年にブラ ジル、ロシア、インド、中国の4カ国を「BRICs」と名付けたジ ム・オニール氏とは対照的だ。オニール氏は今週、この新興国市場の混 乱で買いの好機が生じたとの認識を示した。モビアス氏は「機会はある が、急いで市場に参入する必要はない」としている。

MSCI新興市場指数は昨年10月22日に付けた高値から11%下落。 同指数のバリュエーションは先進国の株式で構成されるMSCI世界指 数との比較で08年10月以来の割安水準となっている。

原題:Mobius Says Emerging Selloff to Deepen, Countering O’Neill (1)(抜粋)

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