豪中銀:GDP・インフレ予想を上方修正-豪ドル安織り込む

オーストラリア準備銀行(中央銀 行)は経済成長とインフレの見通しを上方修正した。最近の豪ドル下落 を織り込んだ。中立的な政策スタンスへの変更も確認した。

豪中銀は7日発表した四半期金融政策報告で、「極めて刺激的な金 融政策が経済活動の支援に効果を挙げつつあることを示す一段の兆しが ここ数カ月間にわたり出ている」と指摘。「一定期間の政策金利安定の 公算が大きいというのが政策委員会の見解だ」と説明した。

豪中銀はコアインフレ率を今年6月までの1年間で3%、2014年全 体で2.25-3.25%と予想。昨年11月時点では6月までの1年間 が2.5%、14年が2-3%と見込まれていた。

国内総生産(GDP)伸び率は、6月までの1年間が2.75%、14年 全体が2.25-3.25%の見通し。豪中銀は「輸出押し上げと輸入抑制につ ながるとみられる豪ドル相場の下落」を修正の主な理由に挙げてい る。11月時点ではそれぞれ2.5%、2-3%の予想だった。

豪ドルはこの3カ月で約5%下落。主要10カ国通貨で最大の下げと なり、観光などの産業への圧力を緩和するとともに、資源投資がけん引 する経済からのシフトに向けた政府の取り組みを後押ししている。

ムーディーズ・アナリティクスのエコノミスト、カトリナ・エル氏 (シドニー在勤)は「主に豪ドル下落によるインフレ押し上げと内需改 善で、利下げは過去のものになっている」と指摘。「長期的な見通しで は、緩やかな正常化プロセスが始まる14年後半まで金利は据え置かれ る」と予想した。

豪中銀は昨年8月以降、政策金利であるオフィシャル・キャッシュ レートの誘導目標を2.5%に据え置いている。

クレディ・スイス・グループがまとめた金利スワップ取引のデータ によれば、市場は向こう1年間のキャッシュレートについて現在よ り0.18ポイント高い水準を織り込んでいる。

原題:RBA Sees Weaker Currency Fueling GDP Growth, Inflation: Economy(抜粋)

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