ドルが対円で4日ぶりの高値、株高・米金利高で買い優勢

東京外国為替市場では、ドルが対円 で4日ぶりの高値を付けた。注目の米雇用統計の発表を控えて様子見ム ードが強かったものの、堅調な株価や米金利の上昇を背景にドル買い・ 円売りが徐々に優勢となった。

ドル・円相場は一時、1ドル=102円23銭と3日以来の水準までド ル買い・円売りが進行。日中は102円ちょうど前後で一進一退の展開が 続いたが、午後の取引で日本株が上げ幅を拡大し、米長期金利が上昇す ると、じりじりと値を切り上げた。

一方、前日の欧州中央銀行(ECB)による追加緩和見送りを受け たユーロの上昇が一服。ユーロ・ドル相場は1ユーロ=1.3590ドル前後 と、海外時間に付けた先月30日以来の高値(1.3619ドル)付近での小動 きに終始した。

みずほ銀行国際為替部の唐鎌大輔マーケット・エコノミストは、 「今日はもう米雇用統計しかない」とした上で、今回は「先月のように 市場予想を大きく割り込むようなことはないだろう」と予想。「今悲観 に傾いている向きが多いので、市場予想通りに出てくることはやはり心 強い」と言い、その場合には「ドル・円であれば102円半ばや103円手前 ぐらいまでは期待できるのではないか」と語った。

ユーロ・円相場も1ユーロ=138円台後半でもみ合っていたが、午 後には円売りが優勢となり、一時138円91銭と1週間ぶりのユーロ高・ 円安水準を付けた。

米雇用統計

ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミスト調査の予想中央 値によると、1月の米雇用統計では非農業部門雇用者数が前月比18万人 増加したとみられている。12月は7万4000人増と2011年1月以来の低い 伸びだった。失業率は6.7%で横ばいの見通し。

6日の米株式相場は今年最大の上げを記録。米新規失業保険申請件 数が予想以上の減少となったことやウォルト・ディズニーなどの決算を 好感し、S&P500種株価指数は前日比1.2%高となった。

三菱東京UFJ銀行米州金融市場部マーケティンググループのマネ ジングディレクター、村尾典昭氏(ニューヨーク在勤)は、先週までの 新興国通貨の混乱も一服し、「ドル・円、ユーロ・円ともにいったん下 げ止まって、少し反転しかかっているところ」での雇用統計の発表とな るため、「地合いとしては、良い数字が出た方がもう一段買い戻しが入 りやすい」と指摘した。

7日の東京株式相場は反発。日経平均株価は午後に上げ幅を拡大 し、前日比2.2%高で終了した。

--取材協力:大塚美佳. Editors: 青木 勝, 崎浜秀磨

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