元SAC運用担当マートマ被告に有罪評決-インサイダー取引

ニューヨーク・マンハッタンの米連 邦地裁陪審はインサイダー取引に関与した罪に問われた米ヘッジファン ド運営会社SACキャピタル・アドバイザーズの元運用担当者、マシュ ー・マートマ被告に対し有罪の評決を下した。検察当局はSACと創業 者スティーブン・コーエン氏に関する6年に及ぶ捜査の結果、7件目の 有罪を勝ち取ったことになる。

陪審はマートマ被告(39)が製薬会社のワイスとエランの株取引で アルツハイマー病治療薬の臨床試験に関する機密情報を利用したと判断 した。この取引でマートマ被告は2億7500万ドル(約280億円)の利益 をSACにもたらした。同被告は当局との司法取引には応じず裁判に臨 むことを選んだ。同被告には最長20年の禁錮刑が言い渡される可能性が ある。

セント・ジョンズ大学(ニューヨーク)のアンソニー・サビノ教授 (法学)はインタビューで、マートマ被告の有罪評決について「当局に とって大きな勝利だ」とした上で、「コーエン氏を追及する動きが勢い づくかもしれない」と述べた。

検察によると、マートマ被告は2008年7月、アルツハイマー病治療 薬の臨床試験結果が芳しくなかったことを知り、コーエン氏と20分間電 話で会話した数日後に、ワイスとエランに関する強気のスタンスを転換 して7億ドル相当のポジションを売却した。コーエン氏は不正行為を否 定しており、起訴もされていない。

原題:Ex-SAC Manager Martoma Guilty as U.S. Sweeps Insider Cases (3)(抜粋)

--取材協力:Patricia Hurtado、David Glovin、Erik Larson. Editors: Mary Romano, Stephen Farr

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