ドイツ債は下落、ECBが政策維持-入札好感でスペイン債上昇

6日の欧州債市場ではドイツ国債が 急落し、2年債利回りは5カ月ぶりの大幅上昇となった。欧州中央銀行 (ECB)が追加の金融緩和措置を打ち出さなかったことが手掛かり。

ドイツ10年債利回りは前日付けた6カ月ぶり低水準から上昇。 ECBのドラギ総裁は政策決定後の記者会見で、政策金利に関してガイ ダンスで示してある方針をあらためて表明した一方、過去の債券市場プ ログラム(SMP)の国債購入で生じた流動性を吸収する不胎化の打ち 切りは協議しなかったと明らかにした。ゴールドマン・サックス・グル ープとノムラ・インターナショナルのエコノミストらは、この流動性吸 収措置の打ち切りがあり得るとみていた。

一方、スペイン国債は上昇。同国がこの日実施した55億9000万ユー ロ相当の国債入札では、落札利回りが過去最低となった。

INGグループの債券ストラテジスト、アレッサンドロ・ジアンサ ンティ氏(アムステルダム在勤)は「この日のECB会合で何らかの行 動が取られるとの期待があったため、市場は失望したようだ」とし、 「ドラギ総裁は追加措置の可能性を残したが、次の経済見通しが3月に 出るまで待ちたい意向だ。ただ、デフレリスクについては、ECBはあ まり心配していない印象がある」と語った。

ロンドン時間午後4時32分現在、ドイツ2年債利回りは前日比4ベ ーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の0.12%。これは昨年9 月5日以来の大幅上昇。同国債(表面利率ゼロ%、2015年12月償還)価 格は0.09下げ99.77。10年債利回りは6bp上昇し1.70%。前日 は1.60%まで下げ、8月1日以降の最低となった。

ECBはこの日、政策金利を0.25%に据え置いた。ブルームバーグ がまとめたエコノミスト66人を対象にした調査で62人が予想した通りだ った。4人は0.1%への利下げを見込んでいた。

スペイン10年債利回りは6bp低下の3.66%。2006年9月以来の低 水準まで2bpに迫った。

英国債相場は下落。株式相場が上昇したことから比較的安全とされ る同国債の需要が後退した。イングランド銀行(英中央銀行)はこの 日、政策金利を過去最低の0.5%に据え置いた。

ロンドン時間午後4時46分現在、英10年債利回りは6bp上昇 の2.75%。これは昨年12月27日以来の大幅上昇。同国債(表面利 率2.25%、2023年9月償還)価格は0.465下げて95.85。

原題:German Notes Slide as ECB Refrains From Adding Stimulus Measures(抜粋) U.K. Gilts Fall as Stocks Rise, Bank of England Maintains Rates (抜粋)

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