JX:石油製品の輸出増で国内販売減を相殺、4-12月期に17%増

JXホールディングスは6日、国 内での石油製品販売低迷を補うため、4-12月期の石油製品輸出量を前 年同期比17%多い875万キロリットルに増やしたと発表した。

都内で会見した大町章常務取締役は、輸出市場での採算性は悪化し ていないとし、製油所での「原油処理量を落として輸出を増やすのが需 給対策として一番」と語った。

同期の灯油販売量が6.4%、A重油販売量が3.1%、電力向けC重油 の販売量は29%減少した。大町氏は灯油や軽油、A重油など中間留分の ほかC重油についても輸出していると話した。

同社の4-12月期の石油製品事業の経常損益(在庫影響除く) は396億円の赤字。前年同期は516億円の黒字だった。販売数量の減少や マージン(製品の市場価格と原油輸入価格の差)の悪化が影響した。さ らに、今期(2014年3月期)の石油製品事業の経常損益見通し(在庫影 響除く)を490億円の赤字とした。従来予想は190億円の黒字だった。

大町氏は今期のマージンは約6円程度になるとの見通しを示し、リ ーマン・ショックの余波で需要が落ち込んだ09年度以来の低水準になり そうだと話した。その上で、経済産業省が国内石油各社の競争力強化を 狙って実施したエネルギー供給構造高度化法への対応策として、3月に JXの室蘭製油所(日量18万バレル)や出光興産の徳山製油所(同12万 バレル)など精製設備の廃止が予定されていることから、「効果が来年 に出る」と今後のマージン改善に期待感を示した。

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