FRBはリバースレポ活用拡大へ-元NY連銀責任者サック氏

米金融政策運営の重点が資産購入か ら政策金利をめぐるフォワードガイダンスに移る中で、連邦準備制度理 事会(FRB)はリバースレポの活用を拡大することになりそうだ-。 ニューヨーク連銀の執行副総裁として市場部門責任者を務めたブライア ン・サック氏がこうした見方を示した。

現在はヘッジファンドのD・Eショウで世界経済担当の共同ディレ クターを務めるサック氏は1月31日の電話インタビューで、リバースレ ポについて「FRBは規模を拡大すると見込まれる」などと指摘。仮に リバースレポが政策運営枠組みの主要部分となるなら、「賢明な措置だ ろう」と語った。

FRBは1月28、29両日に開いた連邦公開市場委員会(FOMC) で、昨年9月に始めた固定金利の翌日物リバースレポの試験的プログラ ムを1年間延長するとともに、取引相手ごとの金額の上限を50億ドル (約5050億円)と、それまでの30億ドルから引き上げることを決めた。 同金利は現在0.03%に設定されている。

リバースレポは、米金融当局がマネー・マーケット・ファンド (MMF)、政府支援機関(GSE)、銀行、プライマリーディーラー (政府証券公認ディーラー)の計139の取引相手を対象に実施し、米国 債を貸し出すのと引き換えに銀行システムから一時的に資金を吸収す る。

証券貸借取引の金利が低下し、銀行がバランスシートのてこ入れに 動いたことで、FRBの固定金利リバースレポの活用は昨年末にかけて 急増し、ニューヨーク連銀は12月31日、試験開始以来最大となる総 額1978億ドルを吸収した。9月の開始以来の1日当たりの平均は300億 ドルで、今年については同740億ドルとなっている。

原題:Fed Seen Expanding Use of Reverse Repo Facility by Shaw’s Sack(抜粋)

--取材協力:Caroline Salas Gage、Daniel Kruger. Editors: Dave Liedtka, Paul Cox

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