米利上げは緩和縮小より大きな混乱引き起こす-ゴールドマン

米ゴールドマン・サックス・グルー プのトレーディング部門共同責任者パブロ・サレーム氏は、昨年意外だ ったのは米金融当局の債券購入縮小でも破綻した市場参加者が全く出な かったことだと述べた。しかし今後、当局が短期金利を引き上げた場 合、混乱の回避は難しい可能性があると指摘した。

サレーム氏はゴールドマンのウェブサイトに掲載された動画で、昨 年の「大成功」は緩和縮小の決定が市場を機能不全に陥らせなかったこ とだと発言。米当局が月850億ドル(約8兆6300億円)の資産購入額を 縮小すると示唆したことを背景に、米10年国債利回りは5月の1.63%か ら9月には約3%に上昇した。

サレーム氏は「このような大きな動きがあれば、レバレッジ過剰の 市場の一部参加者は清算や破綻につながり得る取引にさらされるはずだ と一部の人は考えただろう」と述べた上で、「そのようなニュース価値 のある出来事が起こらなかったことから判断すれば2013年は大きな成功 の年だった」と説明した。

同氏はまた、イールドカーブ(利回り曲線)のスティープ化(傾斜 拡大)が進むことで米当局の利上げ開始時の混乱はより大きくなり得る と指摘。キャリートレードはイールドカーブのスティープ化により恐ら く増えているだろうと述べた。

原題:Goldman’s Salame Sees Fed Rate Rise Causing More Pain Than Taper(抜粋)

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