予想外したヘッジファンド、為替ポジションを大幅調整

今年はよりリスクの高い投資が実を 結ぶと予想していたトレーダーらが、為替ポジションを大幅に調整して いる。新興市場の混乱を受け、通貨ファンドの先月のリターンは1月と して2004年以来の大きなマイナスとなった。

米商品先物取引委員会(CFTC)のデータによると、ヘッジファ ンドなど大口投機家は1月28日終了週にドルと円、ポンド、メキシコ・ ペソや他の主要4通貨のポジションをネットベースで10万2115枚入れ替 えた。これは昨年9月以降で最大。ポンドと円、ユーロの買い持ちが最 も大きく増えた一方、ペソとオーストラリア・ドルは売りポジションが 膨らんだ。

世界経済の勢いが増したことで、一部の為替トレーダーは米国が緩 和策縮小を表明する中でも、よりリスクの高い資産の価値上昇に賭ける ポジションを構築していた。中国やアルゼンチンなどの新興市場の混乱 や米雇用者数の伸び鈍化は予想できなかった。避難先として選好される 円は、今年に入って主要31通貨全てに対して上昇している。

ソシエテ・ジェネラルの法人為替営業ディレクター、カール・フォ チェスキ氏(ニューヨーク在勤)は5日の電話取材に対して「非常に大 規模なリスク再評価が行われている」と指摘した。

通貨ファンドの運用成績を示すパーカー・グローバル・カレンシ ー・マネジャーズ指数によると1月のリターンはマイナス1.4%と、昨 年8月以降で最大の月間下落率となった。

原題:Hedge Funds Rework Positions in Emerging-Market Drop: Currencies(抜粋)

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