米国で豚流行性下痢ウイルス感染拡大-豚赤身肉先物が上昇か

米アイオワ州キャロル市近郊でクレ イグ・ロウルズ氏が運営する農場で生まれた子豚は、ほぼ全てがウイル ス感染によって死んでしまった。感染は昨年11月に農場で拡大し、月間 で46万2000ドル(約4700万円)の損失が出た。被害は今年2月末までに 1万5000頭と、年間の販売頭数の10%に相当する見通しだ。

豚流行性下痢ウイルス(PED)は昨年4月以降、米国の23州に拡 大し先月には主産地であるアイオワ州などで報告症例が急増。調査会社 グローバル・アグリトレンズによると、このウイルスが原因で最大500 万頭の豚が死ぬ可能性がある。この数は米国で昨年食肉処理された豚の 約4.5%に相当する。米国は世界最大の豚肉輸出国。

飼料コストの低下による豚肉生産の増加を見込んでいた畜産業者 は、このウイルスが原因で「2014年の大半の期間、供給が抑制される」 と予想している。ラボバンク・インターナショナル(ニューヨーク)の バイスプレジデント、ウィル・ソーヤー氏は、シカゴ市場の豚赤身肉先 物価格が今年、最大16%上昇し、1ポンド当たり1.10ドルと、11年4月 以来の高値を付けるとの見通しを示した。

原題:Virus Killing 5 Million Pigs Spurs Hog-Price Rally: Commodities(抜粋)

--取材協力:Jen Skerritt、Shruti Date Singh、Jeff Wilson、Megan Durisin. Editors: Steve Stroth, Millie Munshi

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