行動読みにくいドラギECB総裁、6日は金利据え置きか

市場を驚かせることが多い欧州中央 銀行(ECB)のドラギ総裁が、6日の政策委員会でどんな行動に出る のか予測できる人はほとんどいないだろう。

ECBは昨年11月に政策金利を過去最低水準に引き下げたものの、 過去4年で最も低いインフレ率や市場金利の不安定さは政策委の追加措 置が必要とされていることを物語っている。ただ、景気回復の兆しが見 られるほか、ECBは物価上昇率が徐々に目安に戻っていくと予測して いることを踏まえれば、ドラギ総裁は行動を控える可能性がある。ブル ームバーグ・ニュースのエコノミスト調査でも66人中62人が政策金利据 え置きを予想。4人が現行の0.25%からの0.1%への利下げを見込んで いる。

ドラギ総裁は2回の利下げやユーロ防衛のための非伝統的措置の導 入で投資家をあわてさせた経緯があり、予想は必ずしも当たらない。足 取りの弱いユーロ圏の景気回復は世界的な市場の動揺や米連邦準備制度 理事会(FRB)による緩和縮小の影響によって脅かされており、ドラ ギ総裁が新たに前例のない措置を発表する可能性は高まっている。

ABNアムロ銀行(アムステルダム)のマクロ経済調査部門責任 者、ニック・コーニス氏は「ECBが追加措置を講じる根拠は強く、何 らかの形で政策を緩和する可能性は高い。それは利下げという手段では ないかもしれない」と語った。

ECBの政策金利発表はフランクフルト時間午後1時45分(日本時 間同9時45分)。ドラギ総裁がその45分後に記者会見に臨む。

ブルームバーグ調査によると、イングランド銀行(英中央銀行)も 同日の金融政策委員会(MPC)で、政策金利を過去最低の0.5%に据 え置き、資産購入枠を3750億ポンド(約62兆円)に維持する見通し。発 表はロンドン時間正午(日本時間午後9時)。

原題:Draghi as ECB Master of Suspense Keeps Markets Guessing on Rates(抜粋)

--取材協力:Stefan Riecher、Alessandro Speciale、Kristian Siedenburg. Editors: Paul Gordon, Zoe Schneeweiss

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