2月5日の米国マーケットサマリー:円が上昇、株と国債下落

ニューヨークの為替・株式・債 券・商品相場は次の通り。 (表はNY午後4時現在)

為替         スポット価格 前営業日
ユーロ/ドル        1.3536   1.3519
ドル/円            101.38   101.64
ユーロ/円          137.24   137.41


株                 終値 (暫定値) 前営業日比 変化率
ダウ工業株30種       15,440.23      -5.01     .0%
S&P500種           1,751.64      -3.56     -.2%
ナスダック総合指数    4,011.55     -19.97     -.5%


債券          直近利回り 前営業日比
米国債2年物      .31%        .00
米国債10年物     2.67%       +.04
米国債30年物     3.64%       +.04


商品 (中心限月)                     終値   前営業日比 変化率
COMEX金     (ドル/オンス)  1,256.90    +5.70     +.46%
原油先物         (ドル/バレル)   97.26      +.07     +.07%

◎NY外国為替市場

ニューヨーク外国為替市場ではドルが対円で3カ月ぶり安値近辺ま で下落。ADPリサーチ・インスティテュートの民間雇用者数が予想を 下回った一方、米供給管理協会(ISM)の非製造業景況指数は予想を 上回り、米景気の回復が一様でないことを示したため、ドル売りが優勢 になった。

ユーロは対円で10週間ぶり安値近くで推移した。ユーロ圏の小売売 上高が減少したほか、欧州中央銀行(ECB)が利下げを実施するとの 思惑が背景にある。アルゼンチン中銀が商業銀行の外貨保有額に制限を 加えたため、ペソは新興市場通貨の中で最も上昇した。7日には米雇用 統計の発表が控えている。

エバーバンク・ウェルス・マネジメントのシニアマーケットストラ テジスト、クリス・ギャフニー氏(セントルイス在勤)は電話インタビ ューで、「ADP統計はいずれにせよ劇的な内容ではなく、注目は雇用 統計に再び集まっている」と指摘。「ドルは安全な逃避先としての魅力 を幾分失っている。2014年に入ってからの経済指標を受け、景気に対し てもっと現実的な見方が広がっている」と述べた。

ニューヨーク時間午後5時現在、ドルは円に対して前日比0.2%安 の1ドル=101円46銭。一時は100円80銭と、昨年11月21日以来の安値と なった今月3日の100円78銭に接近した。円は対ユーロで0.1%上昇の1 ユーロ=137円30銭。ユーロは対ドルで0.1%高の1ユーロ=1.3534ド ル。

◎米国株式市場

米株式相場は下落。非製造業の景況指数が上昇したものの、民間部 門の雇用者数の伸びが市場予想に届かなかったことが嫌気された。

ニューヨーク時間午後4時過ぎの暫定値では、S&P500種株価指 数は前日比0.2%安の1751.64。ダウ工業株30種平均は5.01ドル(0.1% 未満)下げて15440.23ドル。

グリーンウッド・キャピタル・アソシエーツのウォルター・トッド 最高投資責任者(CIO)は「景気の先行きをめぐり不透明感が広がっ ている」と指摘。「今年初めは景気が加速するとの強い自信が見られた が、最近出た一連の経済指標はそうした見方に疑問を抱かせる内容だ」 と続けた。

S&P500種は前日0.8%上昇。3日には昨年6月以降で最大の下げ となっていた。同指数は年初来では5.3%下落している。

◎米国債市場

5日の米国債は続落。7日に発表される1月の米雇用統計では雇用 者の増加が見込まれており、米金融当局が引き続き緩和策の縮小を続け るとの見方が広がった。

10年債利回りは上昇。米供給管理協会(ISM)が発表した1月の 非製造業活動が予想を上回る拡大を示すと、利回りはさらに上昇した。 米フィラデルフィア連銀のプロッサー総裁は経済成長と失業率の低下に 伴い、債券購入の縮小ペースを速めることが正当化されると述べた。米 財務省は来週、700億ドルの入札を実施する。

三菱UFJ証券USAのシニア米国債トレーダー、トーマス・ロス 氏は「雇用統計が最大の材料になる」と述べ、ISM統計は「非常に良 好な結果だった。景気が再び落ち込むとは考えていない」と続けた。

ブルームバーグ・ボンド・トレーダーによれば、ニューヨーク時間 午後3時7分現在、10年債利回りは前日比4ベーシスポイント(bp、 1bp=0.01%)上昇の2.67%。同年債(表面利率2.75%、2023年11月 償還)価格は10/32下げて100 22/32。

◎NY金先物市場

ニューヨーク金先物相場は反発。米経済成長が減速しつつある兆し を背景に安全資産としての魅力が高まる中、この日は銀を中心に貴金属 相場が全般に上昇した。ADPリサーチ・インスティテュートによる と、1月の米民間部門の雇用者数は前月比17万5000人増加。ブルームバ ーグがまとめたエコノミストの予想中央値は18万5000人増だった。

ニューエッジ・グループ(ニューヨーク)のブローカー、トーマ ス・キャパルボ氏は電話取材に対し、「株式相場の調整や期待外れの経 済指標で投資家は安全への逃避を急いでいる」と指摘。「ADPの指標 は市場予想に届かず、緩和縮小が続くとの見方に疑問が生じた」と述べ た。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)COMEX部門の金先物4 月限は前日比0.5%高の1オンス=1256.90ドル。一時は1274.50ドル と、中心限月としては1月27日以来の高値をつけた。銀先物3月限は 2%上昇した。一時は4.7%高と、日中では昨年9月以来の大幅上昇と なった。

◎NY原油先物市場

ニューヨーク原油先物相場は上昇。米エネルギー省の在庫統計によ ると、寒さの影響で留出油の在庫は4週連続で減少した。

エネルギー関連の商品に重点を置くヘッジファンド、アゲイン・キ ャピタル(ニューヨーク)のパートナー、ジョン・キルダフ氏は、「留 出油の在庫は寒さの影響で大きく減少した」と述べ、「WTIとブレン トのスプレッドが非常に注目されており、その差は大きく開いている」 と続けた。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物3月限は前日 比19セント(0.2%)高の1バレル=97.38ドルで終了した。

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