ドイツ債が上昇、利回り6カ月ぶり低水準-ギリシャ債も高い

5日の欧州債市場ではドイツ国債が 上昇し、10年債利回りは6カ月ぶり低水準を付けた。ユーロ圏小売売上 高がエコノミスト予想以上に減少したことを背景に、欧州中央銀行 (ECB)が追加策を講じるとの見方が広がった。

イタリアとスペインの10年債相場は3日ぶりに上昇。1月の両国の サービス業景気指数が速報値から上昇修正されたことから、両国資産に 対する信頼感が高まった。ドイツはこの日の5年債入札で33億ユーロ発 行。ギリシャ10年債利回りは約1カ月ぶりの大幅低下となった。欧州連 合(EU)が同国向けの救済融資の年限延長を検討していると伝えられ たことが手掛かり。

ノルデア銀行の債券ストラテジスト、ヤン・フォンゲリッヒ氏(ヘ ルシンキ在勤)は「ユーロ圏ではECBに対する期待が高まっている」 と指摘。「最近の相場動向を考えると、明日は失望させられるリスクが ある。つまり、ECBが期待された行動を起こさず、相場が逆に動くと いうリスクだ」と語った。

ロンドン時間午後4時30分現在、ドイツ10年債利回りは前日比1ベ ーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の1.64%。一時は1.60% まで下げ、昨年8月1日以降の最低となった。同国債(表面利 率1.75%、2024年2月償還)価格は0.105上げ101.02。

EU統計局(ユーロスタット)の発表によると、昨年12月のユーロ 圏小売売上高指数は前月比1.6%低下した。ブルームバーグがまとめた エコノミスト21人の調査中央値では0.7%低下が見込まれていた。

イタリア10年債利回りは2bp低下し3.76%。昨年5月3日以来の 低水準となる3.74%まで下げる場面もあった。同年限のスペイン国債利 回りは3bp下げて3.72%。ギリシャ10年債利回りは30bp下 げ7.99%。これは先月7日以来の大幅低下。

英国債相場は上昇し、10年債利回りは3カ月ぶり低水準となった。 英国小売協会(BRC)が発表した1月の店頭価格指数がマイナス1に 低下し、少なくとも06年以降で最大の値下がりを示唆したことが背景。

英10年債利回りは1bp低下の2.69%。一時は2.64%まで下げ、昨 年11月5日以来の低水準を付けた。同国債(表面利率2.25%、2023年9 月償還)価格は0.09上げ96.305。

原題:German Yield Reaches 6-Month Low as Greece Rallies on Loan Talks(抜粋) Pound Slides as Gilts Advance on U.K. Shop Prices, Services Data (抜粋)

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