EU:ギリシャ融資の年限50年に延長検討、金利下げも-関係者

欧州連合(EU)はギリシャ向けの 救済融資の年限を50年に延長したり、実施済みの融資の一部を対象に金 利を0.5ポイント引き下げる案を検討していると、協議の内容について 知る当局者2人が明らかにした。

同案は政策当局者らによって5月か6月までに検討されるが、もう 1人の関係者によると、130億-150億ユーロ(1兆7800億-2兆500億 円)の融資パッケージが含まれる可能性がある。ギリシャは2回の救済 で2400億ユーロを受け取り、この救済の条件もユーロ圏と国際通貨基金 (IMF)によって緩和されたことがある。

ユーロ圏財務相会合(ユーログループ)議長のダイセルブルーム・ オランダ財務相は4日、RTLZ放送の番組で「われわれにできるのは 債務の負担を軽くすることだ。これまでにも融資の金利引き下げと期限 延長によってこれを行っている」と述べていた。「このような措置は可 能だが、ギリシャが条件を満たすという合意が必要だ」と付け加えた。

関係者らが匿名を条件に述べたところによると、緩和された条件で は全ての救済融資について返済までの期間が30年前後から50年に延長さ れ、2010年の初回救済時に設定された800億ユーロのギリシャ融資ファ シリティからの資金を対象に金利が0.5ポイント引き下げられる。

ギリシャの財政改善は予定通りに進まず、同国を救済してきたEU とIMFの当局者らを困惑させている。ギリシャは当面の条件を満た し、現在の救済プログラムから次回資金を受け取りたい考えだ。銀行の 資本増強用に確保された500億ユーロの一部を他の財政ニーズに充てる ことも望んでいるが、プロセスについて知るEU当局者によれば、ギリ シャの銀行の資本ニーズは膨らんでいる。

また関係者2人によると、ギリシャは今年行われる欧州中央銀行( ECB)による銀行審査を前に、同国が実施するストレステストの基準 について異議を唱えている。同国の銀行はリスク加重資産に対し9%の コアTier1資本の保持を求められるが、ギリシャはこの比率が高過 ぎると主張しているという。

原題:EU Said to Weigh Extending Greek Loans to 50 Years With Rate Cut(抜粋)

--取材協力:Stefan Riecher、Sandrine Rastello、Jeff Black、Jonathan Stearns、Marcus Bensasson、Corina Ruhe. Editors: James Hertling, Alan Crawford

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE