三菱地所:純利益が通期目標到達、販売中止の影響軽微で予想据え置き

国内不動産で時価総額首位の三菱地 所が発表した4-12月期連結決算は、純利益が前年同期比73%増の585 億円となり、今期(2014年3月期)目標の580億円を早くも達成した。 金利の先高観などでマンション販売が好調なうえ、オフィスビルも空室 率が改善し、賃料に底打ち感が出てきた。

3月に引き渡し予定だった南青山高樹町の高級マンションに欠陥が 見つかり、販売中止になったが、広報部の玉木慶介副長は会見で「通期 の予想に大きな影響はない」と説明。第4四半期(1-3月)にビル除 却に伴う特別損失を計上する予定のため、今期の連結業績予想は据え置 きとなった。

玉木氏はビル賃貸事業について、「よりいっそう好転していく」と の見方を示した。また、消費増税を控えた駆け込み需要の反動減が懸念 されたマンション販売についても、「モデルルームの来場者数には顕著 な落ち込みは見られない」と指摘。4月からの住宅ローン減税の大幅拡 充や金利先高観などもあり、「今後も販売は堅調に推移していく」との 見方を示した。

一方、販売を中止した「ザ・パークハウス グラン 南青山高樹 町」をめぐって、同氏は「最終的な費用負担は施工会社に追及するのが 筋」と述べ、鹿島に損失請求する考えをあらためて表明した。販売中の 他の物件についても緊急点検を行ったが、同様の問題は見つからなかっ たという。

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