米国株の19回目の下落局面にも動かず-強気派の運用成功者

米株式相場が5%以上下げる場面を マイケル・ショール氏は2009年以降に18回経験してきた。その度に株式 を保有し続け、利益を得てきた。

新興市場を見舞った株安が先進国に波及し、世界の株式時価総額が 2兆9000億ドル(約294兆円)吹き飛んだことで、強気派はまたも試練 を迎えている。ショール氏が会長兼最高経営責任者(CEO)を務める 米マーケットフィールド・アセット・マネジメントは今回も保有株を手 放していない。

ショール氏は電話インタビューで「現在は真の強気相場だ」と発 言。「うまくいっているが、時々外的ショックで妨げられる」と述べ た。マーケットフィールドの運用資産は08年には4億ドルだったが、現 在は210億ドルに膨らんでいる。ブルームバーグのデータによれば、同 社の「メーンステイ・マーケットフィールド・ファンド」の運用成績は 過去3年間、同種ファンドの99%を上回った。

決して悠長に構えていられるような状態ではないとショール氏は言 う。新興市場が現在もたらしている脅威は自身の経験では1998年以降最 も大きく、相場は一段と下げる可能性もあると説明した。

しかし米国株こそ下がっているものの、先進国の相場下落を比較的 軽微なものにしている要素が失われたわけではない。ブルームバーグの まとめによると、S&P500種株価指数の構成企業の利益は2013年10 -12月期に8.3%増と、11年7-9月期以来の高い伸びを記録。エコノ ミストは米成長率見通しを4カ月ぶりに引き上げた。短期金融市場の指 標にも緊張は表れていない。

ショール氏は今回の市場混乱の「最後には米市場で大きな買いの好 機がやってくる」と述べた。

原題:Market’s 19th Breakdown Leaves Bulls Unmoved as $3 Trillion Lost(抜粋)

--取材協力:Liz Capo McCormick、Katia Dmitrieva、Ksenia Galouchko、Nadja Brandt. Editors: Chris Nagi, Michael P. Regan

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