みずほ:豪州で協調融資拡大目指す-商業不動産プロジェクトも

みずほ銀行は、オーストラリアでの シンジケートローン(協調融資)について、昨年の25億ドル(約2540億 円)を上回る目標を掲げ、商業不動産プロジェクトも検討している。

みずほは、オーストラリアで商業不動産ローンを増やす可能性があ り、債券資本市場ビジネスの拡大も目指している。シドニー支店のゼネ ラルマネジャー、デブラ・ヘーゼルトン氏が明らかにした。ブルームバ ーグが集計したデータによると、みずほは昨年の豪州企業へのシンジケ ートローンのランキングで8位。ウエストパック銀行を中心とする豪4 大銀行がシェアの55%を占めた。

ヘーゼルトン氏はシドニーでのインタビューで、「不動産市場のあ る分野、つまり一般住宅ではなく、既存顧客のポートフォリオに何らか の形で含まれる商業不動産について、もっとも積極的な役割を果たした い」と発言した。

鉱業ブームのピークが過ぎたことでオーストラリアの景気が減速 し、融資をめぐる競争が激化する中で、みずほは豪州でのビジネスの拡 大を目指している。ブルームバーグが集計したデータによると、同国の シンジケートローン市場でのみずほのシェアは昨年2.4%と、2012年 の3.5%から縮小した。ヘーゼルトン氏は「これだけ大きく縮小したこ とは予想外だ」と語った。

豪州では競争激化の影響で平均借り入れコストが昨年、52ベーシス ポイント(bp、1bp=0.01%)低下した。日本を除くアジア太平洋 地域では21bpの低下にとどまった。

ヘーゼルトン氏は、15年に新たな銀行資本規制が施行される前に借 り入れコストがさらに低下する可能性があると指摘。「企業には当面、 低コストで借り入れを行うチャンスがあるが、バーゼル3の影響を人々 が少しでも認識し始めた段階で、借り入れコストが底を打ち、上昇する 可能性すらある」と述べた。

原題:Mizuho Targets Australia Commercial Real Estate to Boost Lending(抜粋)

--取材協力:Nichola Saminather. Editors: Chris Bourke, Katrina Nicholas

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