S&P:プエルトリコの信用格付けをジャンク級に引き下げ

米格付け会社スタンダード・アン ド・プアーズ(S&P)は4日、米自治領プエルトリコの一般財源債の 格付けを1段階引き下げ、投資不適格級とした。資本市場での資金調達 能力が限られていることを理由に挙げた。

発表資料によると、S&Pはプエルトリコの信用格付けを「BB +」とし、従来の「BBB-」から引き下げたほか、さらなる引き下げ の可能性を示唆するネガティブ方向の「クレジットウオッチ」指定を維 持した。プエルトリコ債の取引を担当する政府開発銀行の格付けは2段 階引き下げられ「BB」となった。

自治体債の投資家は主要格付け会社による今回の動きを数カ月前か ら予想していた。プエルトリコの当局者が景気回復の実現に苦戦する 中、プエルトリコ債の利回りは昨年、投資不適格級の水準まで押し上げ られた。プエルトリコは早ければ今月にも資金調達と赤字穴埋めのため 自治体債を発行する計画だ。

S&Pのアナリスト、デービッド・ヒッチコック氏は4日公表のリ ポートで、「たとえ債券発行が実施されても、プエルトリコの政府開発 銀行や他の手段を通じた流動性へのアクセスは引き続き、中期的に制約 されるだろう」と指摘。「これらの流動性の制約により投資適格級の格 付けは妥当ではない」と説明した。

原題:Puerto Rico Has Credit Rating Cut One Step to Junk by S&P (3)(抜粋)

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