元ゴールドマンのオニール氏:新興市場株の下落は買いの好機

元ゴールドマン・サックス・アセッ ト・マネジメント会長のジム・オニール氏は、新興市場株が今年低調な 出足となったことで買いの機会が生まれつつあるとの認識を示した。同 氏は2001年にブラジル、ロシア、インド、中国の4カ国を「BRIC s」と名付けた人物。

オニール氏は4日ブルームバーグラジオのインタビューで、「新興 世界の一部は実際に問題を抱えているものの、新興市場危機などど言わ れているのは、率直に言って多少ばかげている」と指摘。「われわれは 恐らく、パニックに加わるよりも買いを入れる機会に接近しているだろ う」と語った。

新興市場株価は4日、世界経済の回復傾向が後退するとの懸念から 下落。MSCI新興市場指数はニューヨーク時間午後2時7分(日本時 間5日午前4時7分)現在、前日比0.8%安の919.46と5カ月ぶりの安 値水準となっている。年初来の下落率は8.3%と、同期間としては少な くとも1988年以来で最大の下げ。

米国による債券購入プログラム縮小の決定が新興市場資産の売りを 増幅させているとオニール氏は指摘。同氏は「多少深刻な問題」を抱え ている国として、ウクライナとタイ、アルゼンチン、トルコを挙げた。

オニール氏は、米緩和縮小は「新興市場経済にとってより大きな問 題だが、影響は全域にわたる」として、「そのことと、真に問題を抱え る個々の新興市場国とをごっちゃにしてはならない」と語った。同氏は ブルームバーグ・ビューのコラムニストを務めている。

原題:O’Neill Says Emerging-Market Selloff Creates Buying Opportunity(抜粋)

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