欧州投資銀バンカーに厳しい冬、この10年で最悪の新年

欧州の投資銀行のバンカーらにとっ て、今年は厳冬だ。合併・買収(M&A)や株・債券など引き受けの案 件も少なく、トレーディングからの収入も低迷。各行ともコスト削減を 強いられている。

欧州・中東・アフリカの顧客を対象とした企業の合併・買収(M& A)助言と融資、株、債券の組成や募集業務からの手数料収入は今年1 月、15億8000万ドル(約1600億円)と前年同月から22%減少した。ニュ ーヨークの調査会社フリーマンのデータが示している。データによれば これは1月として2004年以来の最悪。米国では同月に19%減の25億ドル と、11年と同水準だった。

欧州の銀行は新興市場からの資金逃避に加え、地元経済の停滞、業 務圧縮を求める規制当局の圧力に直面している。フリーマンの集計によ れば、同地域の手数料は金融危機以降横ばいで、ピークだった07年のほ ぼ半分にとどまった。これは3年連続の人員削減や報酬カットにつなが りそうだ。

INGインベストメント・マネジメントで60億ドル相当の金融株運 用に携わるポール・ブラウエス氏は「良い兆候ではない。投資銀行の追 い風になるような四半期となる可能性は低い。しかも、銀行は既に縮小 への圧力にさらされている」と述べた。

原題:Europe’s Investment Bankers Mark Worst Start to Year in Decade(抜粋)

--取材協力:Nicholas Comfort、Michael J. Moore. Editors: Edward Evans, Robert Friedman

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