世界的株安が米緩和縮小阻むことない-米地区連銀総裁が示唆

世界的な株安によって米連邦準備制 度理事会(FRB)が債券購入縮小を停止することは恐らくないと、米 地区連銀総裁2人が相次いで示唆した。債券購入でFRBの資産は計4 兆1000億ドル(約420兆円)に膨らんでいる。

リッチモンド連銀のラッカー総裁は4日、バージニア州ウィンチェ スターで講演後、「段階的縮小の休止に対するハードルは依然としてか なり高いはずだ」と述べた。シカゴ連銀のエバンス総裁はデトロイト で、金融当局者が月額の債券購入を連邦公開市場委員会(FOMC)会 合ごとに100億ドルずつ縮小する軌道から「外れるには高いハードルが ある」と語った。両総裁とも今年のFOMCで投票権を持たない。

FOMCは先週、月間の債券購入額を100億ドル減らすことを2会 合連続で決めた。

エバンス総裁は講演後記者団に対し、緩和縮小について「長期にわ たり予想されてきたことだ」とし、世界の金融市場にとって「大きな驚 き」とはなっていないはずだと言明した。ラッカー総裁は株価下落に関 し、「現時点で労働市場環境の見通しに大きく影響していない」との見 方を表明した。

ラッカー総裁はまた、「FOMCは常に世界経済の状況と動向を認 識している」と指摘。その上で、「われわれは米国での物価安定と最大 限の雇用を実現するために政策運営に当たっている」とし、FRBは米 経済の目標に焦点を合わせ、政策の選択を行う必要があるとの考えを示 した。

原題:Fed Presidents Say Stock Decline Unlikely to Derail QE Taper (1)(抜粋)

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