ドイツ債利回り、一時6カ月ぶり低水準-ECBめぐる観測で

4日の欧州債市場ではドイツ10年債 利回りが一時、6カ月ぶりの低水準まで下げた。インフレ率低下を背景 に、欧州中央銀行(ECB)が6日の定例政策委員会で追加措置を講じ るとの観測が高まった。

ただ、欧州株が下げを消し新興市場通貨が上昇すると、独10年債相 場は値上がり分を解消した。この日発表された昨年12月の米製造業受注 額は前月比1.5%減少。オーストリアの5年債入札で平均落札利回りが 過去最低を記録したほか、ギリシャの証券入札では落札利回りが2010年 以来の低水準となった。イタリア2年債利回りはこれまでの最低水準を 付ける場面があった。

クレディ・アグリコルCIBの債券ストラテジスト、オーランド・ グリーン氏(ロンドン在勤)は「国債にとってプラスの環境だ」とし、 「特に米国の経済データはそれほど芳しくなく、これが世界の他の地域 に影響を及ぼすだろう。ECBが木曜日に何らかの措置を講じる可能性 もある」と語った。

ロンドン時間午後4時48分現在、ドイツ10年債利回りは前日比ほぼ 変わらずの1.65%。一時は1.63%まで下げ、昨年8月5日以来の低水準 となった。同国債(表面利率1.75%、2024年2月償還)価格は100.93。

イタリア2年債利回りは一時、4ベーシスポイント(bp、1bp =0.01%)低下し0.85%となった。これはブルームバーグが集計を開始 した1993年以降の最低。同年限のスペイン国債利回りはほぼ変わらず の0.94%。

英国債相場は5営業日ぶりに下落。1月の英建設業の経済活動ペー スが予想に反して拡大したことが手掛かり。

ロンドン時間午後4時58分現在、英10年債利回りは前日比1bp上 昇し2.70%。昨年11月8日以来の低水準となる2.68%まで下げる場面も あった。同国債(表面利率2.25%、2023年9月償還)価格は0.1下 げ96.21。

英マークイット・エコノミクスの発表によれば、英建設業景気指数 は64.6と、前月の62.1から上昇。ブルームバーグがまとめたアナリスト の予想中央値は61.5だった。同指数は50が活動拡大・縮小の分かれ目。

原題:German Yields Fall to Six-Month Low on ECB Stimulus Speculation(抜粋) Gilts Decline for First Time in Five Days as Construction Jumps (抜粋)

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