きょうの国内市況(2月4日):株式、債券、為替市場

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●日本株全面安、米統計低調と新興国不安、円高-8カ月ぶり下落率に

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東京株式相場は大幅に4日続落し、東証1部の値下がり銘柄数 が1700を超す全面安。米国の製造業活動指数が予想以上に低下、根強い 新興国不安や為替の円高加速も嫌気され、リスク資産圧縮の動きが強ま った。電機や自動車など輸出関連、非鉄金属など素材関連株、銀行、建 設株中心に全33業種が安い。

TOPIXの終値は前日比57.05ポイント(4.8%)安の1139.27、 日経平均株価は610円66銭(4.2%)安の1万4008円47銭。両指数とも下 落率は昨年6月13日以来、8カ月ぶりの大きさ。前日の日経平均に続 き、TOPIXも昨年来高値(1月8日、1306.23)からの下落率が調 整局面入りとされる10%を超えた。

りそな銀行アセットマネジメント部の黒瀬浩一チーフ・マーケッ ト・ストラテジストは、「世界は通貨危機の入口に立った。アルゼンチ ンにブラジルやトルコが続き、健全な米国まで危機の巻き込みに入って きた」と指摘。危機管理の国際的な体制が整えば、通貨危機は簡単に脱 することができるものの、「経済のファンダメンタルズが崩れる前に手 を打てるかどうかが重要」と言う。

東証1部33業種の下落率上位は非鉄、機械、ゴム製品、鉄鋼、建 設、鉱業、金属製品、海運、化学、繊維など。東証1部の売買高は42 億3327万株と、株価指数先物の特別清算値(SQ)算出日を含め、昨年 6月7日以来の多さ。売買代金も3兆6364億円と膨らみ、セリング・ク ライマックス(最終下落局面における売りの急増)の様相を呈した。値 上がり銘柄数はわずかに13、値下がりは1764に達した。

●債券続伸、株価大幅安で買い優勢-予想下回る10年入札で下落場面も

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債券相場は上昇。前日の米国債相場の上昇に加えて、国内株価が大 幅下落したことが買い手掛かりとなった。一方、きょう実施の10年債入 札結果が予想を下回ったことを受けて、一時下げに転じる場面があっ た。

東京先物市場で中心限月の3月物は4営業日続伸。前日比11銭高 の144円89銭で始まり、その後はじり高となり、一時は144円93銭と中心 限月の日中取引ベースで昨年12月4日以来の高値を付けた。しかし、午 後零時45分の入札結果発表後に売りが増えると8銭安の144円70銭まで 下落。取引終了にかけては株安加速を受けて値を戻し、結局は4銭高 の144円82銭で取引を終えた。

みずほ証券の三浦哲也チーフ債券ストラテジストは、「昨年末の景 気楽観論が裏切られてシナリオ修正に迫られている向きが多い。中国、 米国、新興国への警戒感から、楽観論の修正には時間がかかる。新発10 年債利回りは昨年11月に付けた0.58%に向けて低下余地を探る展開だ」 と話した。

財務省がこの日実施した表面利率(クーポン)0.6%の10年利付国 債(332回債)の入札結果によると、最低落札価格は100円00銭と市場予 想を1銭下回った。小さければ好調とされるテール(最低と平均落札価 格の差)は3銭と前回の1銭から拡大。投資家需要の強弱を示す応札倍 率は3.21倍と前回の3.84倍から低下した。

●円が対ドルで2カ月半ぶり高値更新、日本株大幅安でリスク回避戻る

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東京外国為替市場では円が対ドルで1ドル=100円台後半に水準を 切り上げ、昨年11月21日以来の高値を更新した。日経平均株価が引けに かけて下落幅を拡大したことなどを受けて、前日の海外市場で見られた リスク回避的な円買い圧力が強まった。

午後3時40分現在のドル・円相場は100円93銭付近で推移。一時 は100円76銭まで円高が進んだ。午前の取引では101円38銭まで円安に振 れたものの、取引終盤にかけて円買いが急速に強まった。

外為オンライン情報サービス室の佐藤正和顧問は、ドル・円相場に ついて、海外時間でドル安・円高が進んでも、東京時間にはドルが買わ れ、再び海外でずるずるとドルが下げるというパターンが多いと説明。 東京市場ではドルが底堅い推移となったが、「引け際に日経平均が下落 幅を拡大すれば、どうなるか分からない」と話していた。

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