EUスワップ規則ビッグバン-12日控え銀行や企業が対応急ぐ

欧州連合(EU)は銀行や企業によ るスワップ取引について、2月12日から取引情報の蓄積・管理機関への 報告を義務付ける。企業の一部からは規則実施を前に対応するシステム の整備が間に合わない可能性があるとの声も上がっている。

今回の報告義務は、リーマン・ブラザーズ・ホールディングスの経 営破綻後のような金融危機の再発防止を目指す20カ国・地域(G20)の 合意をEUが法制化したもの。

欧州企業財務担当者協会(EACT)のリチャード・レイバーン会 長は電話インタビューで、この規則は事業会社に「膨大な事務負担」を もたらすと述べ、「大きな問題だ」と語った。

G20は店頭デリバティブ(金融派生商品)市場の回復力の向上を目 指すことで一致しており、EUに先立ち米国やブラジル、日本なども報 告義務を導入している。ただ、段階的なアプローチを取る米国とは異な り、EUの規則は全ての資産クラスに対して同じ日に一斉適用するもの であるため、12日はEUにとって「ビッグバン」となる。

また、米国の規則は取引のセルサイド(売り手側)に重点を置き、 実質的に銀行の義務とされるが、EUのアプローチではセルサイドと共 にバイサイド(買い手側)にも取引の報告を求めており、より多くの事 業会社に規則が適用される。

原題:Banks to Corporates Prepare for Big Bang of EU Swaps Rules (抜粋)

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