UBS:13年のボーナス総額は28%増の3580億円-黒字転換で

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スイスの銀行最大手UBSは、2013 年のボーナス支払いの準備として前年よりも28%多い額を割り当てた。 再編コストと金利操作をめぐる制裁金で赤字となった前年に対し、13年 は黒字に回復した。

繰り延べ支払い分を含めたボーナスの総額は32億スイス・フラン (約3580億円)と、前年の25億フランから増やした。UBSが4日明ら かにした。繰り延べ報酬の一部は前年に続き、資本比率が一定水準を下 回ると価値を失う証券で支払う。

具体的には約5億フラン相当を、普通株自己資本比率が7%を下回 るか、同行が救済を必要とした場合に価値を失う条件付き資本(CC) 証券で支払う。執行役員会メンバーについてはこの数値は10%となる。

UBSは発表文で「2013年は戦略・財務目標の大半を想定以上に達 成して終えた」とし、このため「抑制していた部門での業績連動報酬の 水準を正常化し、絶対的かつ相対的な業績に照らして市場並み報酬との 格差を縮小させた」と説明した。

この日発表した決算によれば、13年通年の純利益は31億7000万フラ ン。前年は24億8000万フランの赤字だった。

セルジオ・エルモッティ最高経営責任者(CEO)はブルームバー グテレビジョンとのインタビューで、「過去2年の変動報酬は大幅に減 額されていた」が、13年は「力強い年だった」と語った。

UBSはまた、「業界で最高の人材をつなぎ留めるとともに引き付 ける」ことを目指すと表明し、支払いが繰り延べられる報酬の下限を25 万ドル(約2530万円)に引き上げた。また、繰り延べる比率も一律から 幅を持たせたという。

同行によれば、13年ボーナスのうち現金で支払うのは約19億フラン と、12年の約14億フランから増やす。

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